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カテゴリ:美術
この前の日曜日はお休みで、両国の江戸東京博物館へ行って「ファインバーグ・コレクション展」を見て来ました。
日曜日は、私が家に帰る朝はすごく雨が降っていて、「せっかくの休みの日に…。」と思っていたのですが、午後、出掛ける頃には雨が上がっていて良かったです。 さて、滅多に行かない両国、目当てはファインバーグ・コレクションなのですが、せっかくなので江戸東京博物館の常設展も見て来ました。 江戸東京博物館は建物自体が巨大で、中には原寸大の、昔の日本橋やら芝居小屋が再現されています。 そのほかにも精緻なジオラマや、昔、使われていた様々な道具、貴重な書物の展示など見所満載で、今回は駆け足でざっと回っただけだったのですが、いずれ、ちゃんと時間を取って見に行きたいですね。 さて、肝心のファインバーグ・コレクションの方ですが、アメリカの美術蒐集家が集めた江戸絵画の展示です。 展示は年代別ではなく、琳派、文人画、円山四条派、浮世絵、その他のジャンル分けがされていて、非常に見易かったです。 江戸絵画の主要な画家は隈なく網羅されていて、江戸絵画の様々な側面を見られる内容でした。 私が特に感銘を受けたのは 酒井抱一「十二ヶ月花鳥図」 12本の掛け軸のセットで月ごとに、季節の草花や鳥、虫、あるいは蛙などが書かれています。 どの絵も非常にシャープな構図と繊細な色使いで、日本の四季の移ろいが美しく表現されていました。 円山応挙「鯉亀図風炉先屏風」 写生にこだわった画家、応挙らしく水面の下を泳ぐ鯉と亀が実にリアルに描かれていました。 特に、今にも動き出しそうな鯉は驚きで、私が見ていると、他の男性客が絵の前に屈みこんで鯉を見て、「すげぇな、これ…。」と独り言を呟いていました。私も同感でした(笑) 葛飾北斎「源頼政の鵺退治」 漆黒の背景に、右斜め上に向かって、今まさに矢を放たん、とする瞬間の頼政が描かれています。鵺は描かれていません。黒の背景が緊張感を醸し出していて、とても格好いい絵です。 鈴木其一「山並図小襖」 金箔の地に、ほぼ緑一色で山の連なりが描かれています。小さな画面にとてもシンプルに描かれているのに山の奥行きが感じられるのは、日本画ならではの表現手法だと思います。 その外にも 猿を描くのが得意な森租仙「滝に松樹遊猿図」 まるで現代アートのような伊藤若冲「松図」 大きな屏風に迫力のある武者が描かれた曾我蕭白「宇治川合戦図屏風」 雀の群れが可愛い長沢芦雪「藤に群雀図」 などなど、枚挙にいとまがありませんが、日本画のお好きな方は満足すること間違い無しです。 7月15日までやっているので、ご興味がある方は是非、行ってみて下さいませ。 宝暦十年(一七六〇)江戸本所に生まれ、十九歳で勝川春章に師事翌年には春朗と名乗り勝川派の役者絵を発表掛け軸 絵画 浮世絵 凱風快晴・富嶽三十六景 葛飾北斎 掛軸 名画・漆絵 円山応挙の名作 「雲龍図」 右隻 名画 漆絵・蒔絵 鈴木其一の名作 「梅花」 【BarW今後のライブスケジュール】 ◆6月23日(日) 出演 青山祐己 ボーカル&ピアノ 黒川翔太 ボーカル&ギター 仲村美咲 ボーカル&ギター オープン 18:00 スタート 18:30 チャージ ¥1800(ドリンク別) ◆7月10日(水) 出演 藤谷典史 ギター 田代祐介 ギター オープン 19:00 スタート 20:30 (~22:30頃まで。) *ミュージックチャージ無料 ◆7月14日(日) 出演 Roll of Notes 叶多真弓 ピアノ 塩野一夫 ベース 田邊優 ドラム オープン 17:00 スタート 18:00(2ステージ) チャージ ¥500(ドリンク別) ◆7月21日(日) 出演 青山祐己 ボーカル&ピアノ 黒川翔太 ボーカル&ギター 仲村美咲 ボーカル&ギター オープン 18:00 スタート 18:30 チャージ ¥1800(ドリンク別) ◆7月28日(日) 星野徹 ウッドベース 根岸亜希子 フルート 下梶谷雅人 ギター オープン 18:00 スタート 19:00(2ステージ) チャージ ¥2000(ドリンク別) 【ご予約、お問い合わせはBarWまで】 ぐるなびBarW 【Barブログランキング参加中。ポチッとご協力よろしくお願いします。】 にほんブログ村
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最終更新日
2013.06.19 17:20:50
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