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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:台湾起業家塾
60才を超えた白髪の男と30才くらいの若い男が、ホテルのコーヒーショップで会話をしていた…
白髪の男は派手ではないが仕立ての良いスーツ、高級腕時計を身につけ、一目でお金持ちとわかる。 両者とも起業家という事では共通していたが、立場は全く違っていた。 白髪の男の会社は、既にいつでも上場できる企業になっていたし、若い男は起業間もない零細企業であった… 「どうしたら貴方の様に成功できるのですか?」 と若い男が訊ねた。 「簡単な事だ。10年間は信用を売りなさい。そうすれば、その後10年は信用が食わせてくれる」 と白髪の男が答えた。 「なるほど…」 若い男は「そうは言っても、自分はそんなに長くは待てない。すぐに成功したい。」と心の中で思っていた。 男は現状の生活から脱出するのが精一杯で、白髪の男が教えてくれた事を自分のビジネスでどう展開するかを深く考えている余裕はなかったのだ。 それから数年の年月が流れた… 若い男は既に中年となっていたが、状況は一変していた。 数年間休み無しで、人の2~3倍働く事により、健康を犠牲にした代償として、人より多くの収入を得られる様になっていた。 多大な犠牲を払い、多くの挑戦と失敗を重ね、幾度の失望を乗り越え、事業はやっと軌道に乗ってきたのだ。 そんな時、男は「ある事」に気が付いた。 その「ある事」とは、成功した打ち手は全て、突き詰めると「信用を売る」ことになっていたと… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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