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テーマ:今日の出来事(291719)
カテゴリ:ビジネス・マーケティング
今朝の新聞で フジテレビもVODに参入することを発表しましたね。いよいよテレビ局主導によるVODが現実のものになってきました。日テレに続きフジもとなると、当然他社も追随してくるでしょう。
Sankei Webでは、「テレビ単体で放送波とネット配信番組の両方を受信でき、課金の支払いもできる技術を年内にも確立する見込みだ。」と記載していますが、そんな必要はありません。お隣の韓国ではデジタル放送のチューナーの用にテレビに繋げるだけで、VODが見られるSTBが普及しています。値段も手頃なためそれを日本に持ってきても数万円で販売できます。それにVODとなるとADSLでは心許ないので、光化が必要になってきますから、インフラ事業者が新規加入のサービスとしてタダで配ることも考えられます。ですから普及へのハード的な問題点は既に無いと言えます。 普及への問題はコンテンツの質と料金ということになるでしょうが、日テレが発表した「1本15分程度を100円で流す」というのは高いですね。映画のDVDが300円程度で借りれることを考えれば、ハードが介在しない分、1時間のドラマで100円というところが適当ではないでしょうか。どのみち、お金を払ってまでCMを見たい人は少ないわけで、テレビのビジネスモデル自体、変容を迫られます。当然、広告業界も早急に対応が迫られそうです。 Sankei Webでは「映画業界では、映画館の運営会社や配給会社ではなくハリウッドの映画制作会社が主導権を発揮している。同様に、ネットのVOD事業では今後、番組を制作するテレビ局が市場で強い主導権を握る可能性がある。」として、あくまでもテレビ局の肩を持ちたいようですが、現状のテレビ局が映画で言うところの配給会社になっていることを隠蔽しています。 昨日も書いたように既存放送局の優位性は、電波という有限の資源を許認可制度で排他的に利用できるからでした。周波数の割り当てを受けずに、だれでも放送局を作ることのできる時代には、そんな既得権は何の役にも立ちません。初めのうちは地上波の方が力も強く、押さえ込むことができるでしょうが、いずれその立場は逆転します。この前の野村総研が発表した調査でも「ンターネットとの競合により、既存メディアへの接触時間が減っていると応えた方が30%を越え」ています。配信時間に縛られる放送よりVODが有利なのは間違いありません。ましてCMが流れないとなると余計そうでしょうね。 テレビ局としては、クオリティの高い番組を作るには、相当なコストがかかるので、CM挿入はやめたくないでしょうね。実際にどうなるかは解りませんが、SF小説の「接続された女」のようになるかもしれません。実際映画「アイ,ロボット」ではアウディがスポンサードしてましたしね。 今日の成功 1.取材が決定。 2.ゆかいな販促実践会のブログにエントリーを投稿 3.某駅のサイン計画案、完成 4.営業メールでご紹介の約束がとれた 5.斎藤一人塾の証明書が届いた!テープも一緒だ。CDじゃないからMP3にするの大変だなぁ。どうしよ。 最後まで読んでくださったあなたに、全ての良きことが雪崩のごとく起きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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