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現役の医者でもある小笠原慧の横溝正史賞大賞受賞作『DZ』
ひょっとして、これがデビュー作なのかな? だとしたら天才だわ。オンモシロイよ~!! 初めは関係のない出来事が並列に描写されている。 これが特に登場人物の心中を覗いたりということではなく、 淡々と事実を積み上げていく感じなんです。 それがあるところから有機的に繋がって、 怒濤の後半戦へと突入。一気にフィニッシュまで突っ走ります。 著者は精神科医・医学博士なので、実験などの詳しい描写が非常にリアル。 それが、このスケールの大きな物語が現実的な気さえしてくる効果を与えている。 エンターテイメントなんだけど、進化、障害、虐待、精神疾患(神経?)など、 メチャクチャ重たいテーマを扱っている。 そういうのも徹底的にリアルだから、グロテスクな表現もあります。 でも、それを避けて通らせないような厳しさが著者の視点に感じられます。 ちょっと退くよなことを書きましたけど、 『DZ』は面白い小説ですので、是非読んでください。 今日のツイてる 1.新屋山神社から例大祭の案内が来た。 2.『DZ』読了。 3.『蒼い瞳とニュアージュ 完全版』読了。 4.新規案件受注。低額だけどね。 5.久々にとあるお客様にお会いした。 最後まで読んでくださったあなたに、全ての良きことが雪崩のごとく起きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 4, 2007 01:17:06 AM
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