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カテゴリ:栄養学
論議が迷走してるのがコーヒーの件。
一日3杯飲むと発ガンリスクが減るから毎日コップ3杯飲みましょう。と 言ってる記事がある。しかし3杯は、さすがに多い感じがして、せいぜい2杯までが限度。 別の記事では、コーヒーは、あまり飲んではいけない。とか言ってる意見もある。 確かに飲みすぎると不眠になったり胃もたれしたりする。 真実は何処に。 訳ありドリップコーヒー100袋【カフェ工房】 コーヒーは、たばこや酒と同様「不健康な嗜好品」とのイメージを持つ人が少なくありません。巷では、不眠になる、情緒不安定になる、発がん性があるなど、悪い噂がまことしやかに語られています。 でもコーヒー愛好家のみなさん、安心してください。無理にコーヒーをやめたり、控えたりする必要はないかもしれませんよ。その根拠となるのは、ハーバード大学栄養学科のロブ・ヴァン・ダム准教授ら同大学の研究者たちによる調査結果です。 研究開始当時(男性:1986年、女性:1980年)、調査対象者は40~50代の健康な男女約13万人で、その後18~24年間の追跡調査が行われました。そして「コーヒーは、がんや心血管疾患などあらゆる原因による死亡のリスクには関係がない」と結論づけられたのです。重要なのは「コーヒー=カフェインそのもの」ではない点。コーヒーは非常に多くの異なる成分を含み、カフェインの悪影響を打ち消す成分があるとも考えられています。もちろん不眠、不快、ふるえなどの症状があるなら、飲みすぎか体に合わないと考えられますので、控えてください。しかしダム教授らの調査では、コーヒーを1日6杯飲む習慣がある人でも、死亡率や健康への負の影響は認められませんでした。 ただし、コーヒー1杯は240ml、砂糖やクリームは入れないか、入れてもほんの少量であることが前提です。また、この話は「健康な成人」に限られたもの。妊娠中の女性は胎児への影響を考えると控えるべきです。高血圧や糖尿病の人も慎重に。 ほかに、コーヒーは膀胱がんのリスクを高めるとする論文報告もあります。しかし今のところ、喫煙や染料による影響ほどのエビデンスには乏しいとの見方が有力です。 一方、コーヒーはむしろ健康に有利に働くとする研究結果もあります。2型糖尿病、パーキンソン病、肝臓がんや肝硬変が予防されるというのです。ただし、これらコーヒーの利点については、まだ賛否両論が渦巻いている状況。コーヒー嫌いの人が、健康にいいからと無理にコーヒーを飲むことは薦められません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.10.20 00:18:40
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