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コスモポリタン・ライフ

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2005.12.22
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昨日は、夫とクリスマス・ブランチに出かけました。


・・・といっても、ちょっと早い。


でも、仕方ないですわ。


だって、この時期ホテルは、超繁忙期。


休みもろくに取れない夫は、時間がない。


なので、休みが取れれば、ラッキー。


早かろうが遅かろうが、関係ありません・・・・


なので、


本当は、クリスマスにかこつけた


単なる「ブランチ」だった・・・



スウェーデンにいたら「JULBORD」(ユール・ボード)といわれる、


伝統的なスウェーデン料理が並ぶクリスマス・テーブルにでも


行くのですが、


まあ、ここはドバイ。


微妙なんですね~。


だって、イスラムはクリスマスはお祝いしないはずなのに、


買い物マニアの街はなぜかクリスマス・ムードいっぱい。


・・・・


で、



いったい何を食べるさ・・・と考えた結果、


「日本食」に決定。


と、いっても私たちは、


ガイコク人好き典型メニュー(寿司、刺身・・)が大好きな夫と


それが嫌いな日本人妻のあべこべカップルなのですが、


そこには「ベントウ」なるものがあるらしいと聞いて、


ちょっと傾いた・・・私。



行った先は、


「エミレーツ・タワーズ」
というホテルにあるET寿司。

(このETとは、Emirates Towersの略です)


エミレーツ・タワーズはドバイのランドマークにもなっている、これ。

f

2つ立っている一方がホテルで、もう一方がビジネス・タワーです。

ここに、エミレーツ・ブルーバードというショッピング街があるのですが、

その中にあります。


ここは、ビジネスマンが多いので、ホテルのインテリアも

アラブのゴージャス感というよりは、

モダンで落ち着いた感じ。


a



ET寿司のレストランに入ると・・・・


中央には回転寿司のベルトが、そろそろ


まわっていました。


皿と皿との間隔も広い。



皿が重なったり、ガタガタと揺れたりしていません。


店内も、落ち着いた雰囲気。


山のように積み上がった皿もありません。



そう、


ここは、世界のビジネスマンたちが立ち寄るスノビッシュな場所。


で、


いつも思うのが、


海外の日本食レストランって、


どうも「日本」への郷愁は満たされない。


だって、


要するに「日本」っぽくな~い。


でも、



逆に言えば、



日本じゃ、あり得ないアイデアがあったりして


楽しめる部分もある。




ま、それはともかく、



実は、このホテルは


夫のホテルとつながりがありまして、


ここの「日本人シェフ」とも面識がありました。


なので、


どんな味なのか、ちょっと試食がてら行ってみよう


ということもあったんですね~。




さて、


私たちはさっそく、その「ベントウ」とやらを頼みました。


夫は「古都ベントウ」、私は「精進ベントウ」。


・・・・と、待ってる間に、


ここのシェフからの差し入れで、


日本酒(冷酒)が送られてきました・・・・・

DSC00093.JPG

まあ、なんと

清涼感のあるおちょこととっくり!!


とっくりの中央には、氷を入れる穴が開いてます~。


出されたお酒は、


北海道産の「男山」。


口当たりはなめらかですが、さっぱりした辛口。


いっしょに出された海草の酢のものにもピッタリでした。



そのほかにも酒の肴を食し(これも差し入れ、いいんですか~こんなに)、

c

ゆず味噌やチリ味噌(というべきか)で合えた

たこやまぐろは美味。

ん~~~~、


気分はまるで・・・プチ和風ファイン・ダイニング。




・・・と、思いもつかの間、


今度は、トロ・マジック!!


n


久々に見ました~、


こんなツヤツヤのトロ。本当にトロの魅力にハマりました。



そして、


お待ちかねの「ベントウ」登場。

私の・・・・

a


なかなかの外観ですよね。


この、天ぷらがね、一番のポイントというか、


海外では日本のホンモノの天ぷらと同等の味を

いただくのはほとんど難しいんですけど、


さすが、


この天ぷらは、全く日本のモノと同じ!!


これは、まさしく奇跡的確立です。



やっぱり、


日本人シェフがいるからなんですよね。


正統派の味。




もう~、


お腹一杯ですわ、これ。



すると、


奥から、日本人シェフのEさん、ご登場です。



暖かなもてなしを受けて、いたく感動している私たちに、


今度は


「今日は、いい和牛があるんですよ~、いかがですか?」


とおっしゃる。


いや~、参ったなあ・・・


ここで断るのは、かなり難しい。


夫の営業用立場としても、ぜひ試食せねばなるまい。


なので、


夫用にだけいただくことにした。

z


これは、オーストラリア和牛なのですが、

日本の和牛にも引けを取らな良質な味。


肉にもランクがあって、


最高級とされる10ランクのうち、


これは8か9ランク。


肉の上に乗っているのは、


アボカドとわさびのペースト。それをさっと焼いたもの。


夫いわく、


「肉が口の中で・・・とける~~~~~~~~」。





ところで、


この日本人シェフEさんは、お若い。


京都出身で、以前までオランダで働いていらっしゃった。


ドバイに来て1年。


(どおりで、メニューの内容が京都っぽいはず)



興味のある私は、


「ここのお客様はどういう感じなのですか?」


と聞いてみた。



すると、


ヨーロッパのお客様が多く、意外と日本人やアラブ人は少ないとか。


ちなみに、


アラブ人は「味がわからない」ので


「辛くしとけばOKなんですよ~」ということらしい。


・・・・

なるほど。



もっとも、


正しく日本食の味がわかるガイコク人って


そんなにいるのか疑問ですが、


アラブの人も日本食に関しては


ちょっと「オンチ」らしい。



ああ~、

それにしても、Eさん、ありがとう!!


この微妙なドバイで、


こんな美味しい日本食がいただけて、


かなり感動いたしました~~。


(よいクリスマス・ブランチになりました~)


これで、


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Last updated  2005.12.22 16:51:10
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