|
テーマ:詞を書こう!!(363)
カテゴリ:作詞スクール
添削3 (元詞)『月の夜に』 詞 Aya 1. 昨日会ったばかりなのに もう… あなたが恋しい夜は眠れなくて 夜空の月や星達は今日も あなたと私を同じ光で照らしている 今 何してるの もう 眠ってるの 私の想いが届くように 星に願うの 月の夜に一人は寂しい 今日はあなたに夢で逢えますように 2. 今 何してるの もう 眠ってるの ずっと一緒にいられるように 星に願うの 月の夜に二人で歩こう 今日はあなたと夢で逢えますように 夢で逢えますように 添削結果 3. 『月の夜に』 こういったセレナーデ(あるいはバラード)は歌詞の表現力が問われやすいです。 『月の夜』に少しひっかかったのですが、『月明かりの夜』『月夜』、タイトルだし、まあ、いいか。 「昨日会ったばかりなのに もう… あなたが恋しい夜は眠れなくて」 『昨日会った』ということは、今は夜なので、今日は1日会ってない訳で、恋人同志なら淋しくて当然。 『昼間会ったばかりなのに』とすべき。 「夜空の月や星達は今日も あなたと私を同じ光で照らしている」 一般に月の出ている夜は星は見えない事になっている。 対象が『月』なのか『星』なのかボヤけて来るので、タイトルを尊重してここは『月』だけにした方が良い。 『今日も』→『今夜も』が正しい。 ただセレナーデ(夜曲)では『夜』という語が重なりやすいので、しっかり言葉を選んで行かないといけない。 「今 何してるの もう 眠ってるの 私の想いが届くように 星に願うの」 彼に心で語りかけるこのシーンで思ったのですが、全体的にパッとしないので、インパクトを与えるため、ここは本当に彼に語りかけているように、思いっきりファンタジックにしたらどうだろうか。 『星に願う(星に願いを)』は使い古された表現なので、その事をよく踏まえないといけない。 『~の』が3回続くのが気に入らない。 「月の夜に一人は寂しい 今日はあなたと夢で逢えますように」 当然『今日は』→『今夜』が正しい。 『夢で逢う』も、今や使うのが恥ずかしい位の表現なので、他が余程光ってないとビギナーの詞になってしまう。 「ずっと一緒にいられるように」 ここは良い。 主人公の切ない願いが伝わって来ます。 「月の夜に二人で歩こう」 ここも良い。 全体をメルヘン、ファンタジーへしっかり方向づけると良くなると思う。 それでは、添削した歌詞です。 もとの詞と比べて参考にしてください。 『月の夜に』 1. 昼間逢ったばかりなのに もう… あなたが恋しい夜は 眠れなくて 月の光が あなたと私を 同じように照らす時 奇跡は起こる 今 何してるの もう 眠ってるの 私の想いが部屋の窓を そっと叩くよ 月の夜に一人は寂しい 今夜あなたに夢で逢えますように 2. 今 何してるの もう 眠ってるの ずっと一緒にいられるように 魔法をかけるよ 月の夜に二人で歩こう 明日もあなたと笑顔で逢えますように きっと逢えますように お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年03月10日 21時19分41秒
コメント(0) | コメントを書く
[作詞スクール] カテゴリの最新記事
|