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テーマ:作詞作曲してますか?(707)
カテゴリ:作詞スクール
叙事詞・情景詞の書き方
前にも述べましたが、自分の心の動きを綴ることは、詞の技術的には、たやすいことなのです。。 ですから、初心者は感情を表す言葉を並べて、詞を書きます。。 その代表的なものが、日記調の詞です。。 また、自己満足に走って、客観的に意味が解りにくい詞を書いてしまうのも、初心者の特徴です。。 哀しい、辛い、逢いたい、愉しい、嬉しい、といった心情を綴るときは、よほど磨かれた表現力を用いなければ、優れた詞とは認められません。。 ところで、僕は初心者の味方です。。 経験が浅くても、アッと言わせる詞を書くには、出来事や情景の変化、あるいは物語を書いた方が有利です。。 良い方法を伝授いたしましょう。。 初心者であることが、ばれない、最良かつ簡単な方法は体言(名詞)止めです。。 とにかく、名詞を並べるのです。。 この方法を用いた、有名な歌詞は、五木ひろしの「横浜たそがれ」です。。 横浜 たそがれ ホテルの小部屋 口づけ 残り香 煙草の煙 ブルース 口笛 女の涙・・・ じつは、プロも、これに似た方法をよく使います。。 その方法とは・・、 まず、テーマやコンセプトに沿って、言葉(名詞の場合が多いです)を並べるのです。。 情景やストーリーを思い浮かべて、連想ゲームのように、紙の上に言葉を書いてゆきます。。 1つの言葉と次の言葉の関係が、簡単に予想できるのでは、つまらないので、想像力を働かせて、できるだけ広い範囲へ言葉を散らせます。。 書き並べた言葉を眺めて、また消したり書いたりしながら、最終的にキーワードとなる言葉が、そこに残ります。。 そのキーワードは一連の情景やストーリーを形作るものなのです。。 そして、それらに肉付けをしていって、あっという間に、洗練された詞を書き上げます。。 では、具体的な例を、僕の詞の中から紹介しましょう。。 (続きは明日・・ね。。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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