社員以上に社員を信じ切る!
今日は昨日のリーダー自燃塾に社員を派遣した経営者向けの振り返り研修でした。14名の素晴らしい経営者が参加して、昨日以上に深い学びの場となりました。経営者がどんな思いで社員を観察し、どんな可能性を見い出し、どんな成長を期待しているかというのは千差万別です。しかし、今日集まった『人を大切にする会社創り』実現を目指す経営者に共通することは、社員の成長を社員以上に信じ切っている点です。この原点を持つことで社員は成長への切符を手にすることが出来ます。しかし、社員を成長ステージに連れて行ってあげるためには経営者に様々な素養を求められます。まずは厳愛と慈愛の両面を併せ持つことです。社員の成長に妥協しない厳しい愛情は絶対に欠かせません。そして、同じ位社員の成長を温かく見守り、的確に褒め、受け入れる慈しみの愛情も必要なのです。特に中小企業に勤める社員の自己肯定感は高くはありません。ましてや会社を背負って立つことを使命にしている経営者とは比較にならないくらいナイーブな状態で仕事をしているのです。そんな社員の状態をしっかりと観察して、自己肯定感を高めることがとてもとても大切になります。そこで経営者に求められるのがコメント力です。昨日の30名の社員のプレゼン後に1人1人に対し、その経営者がコメントをしました。3日間の研修を乗り越え、全力のプレゼンをした社員に対し、心の炎にさらに燃え上がるように油を注ぐことが出来るか、火の勢いを消してしまうような水を注いでしまうのかは大切な分かれ道です。社員のプレゼンのポイントを的確に抽出し、過去のがんばりや課題を踏まえて、しっかりと褒めたり受け止めたりして、さらに社員が意気に感じ目を輝かせるコメントを発するのです。今日の研修を通じて、コメント力の大切さと経営者の一言の重みを再認識し、もっともっと磨いて行きたいと思いました。