カテゴリ:カテゴリ未分類
夕べはとてもきれいな満月だった。 そうか、今年最後の満月だったのね。 その前日にスマトラ沖の大地震。 やはり関係があるんだろうな。 2万人以上の死傷者が出ているという。 阪神大震災からもうすぐ10年が来ようという時に。 亡くなった方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に合われた方々に心からお悔やみ申し上げます。 ゜・*:.。゜・*:.。.:*:*゜・*:.。.:* ゜・*:.。.:*゜・*:.。.:* ゜ 今夜、あるTV番組で村瀬明道尼という方を見かけた。 確か81歳か82歳だったかな。 ほとんど終わりかけだったんだけど、その人はインタビュー相手の女優(国生さゆり?)にこんなことを言っていた。 「あんた自身が仏様なんやで。 仏像は仏師が作った偶像にすぎひん。 あんたの中に仏様がいてはるんや。 あんた自身が荘厳な仏様なんやで。 そやからあんた自身を拝みなさいや。」 「喜びも悲しみも自分だけのもんや。 誰が代われるもんでもない。 自分だけしか味わわれへんのや。 それを味わい尽くしたら、悲しんでる人とほんまに一緒に泣いてあげられるようになる。 そんなもんや。」 ・・・大体こんな言葉だったように思う。 もっと早く見ていたら良かったと思ったけど、いくらかでも見られて良かった。 精進料理で有名な人で、特に胡麻豆腐はお客様に出す10時間前から胡麻をすり始めると番組のナレーションで言っていた。 多分NHKの朝ドラに出てきた尼さんのモデルなんだろうなと思って調べてみたら、やはりそうだった。 楽天ブックスにはなかったので、文芸春秋のサイトの『ほんまもんでいきなはれ』(2004年3月刊)という本の書評から引用してみる。 『ほんまもんでいきなはれ』村瀬 明道尼 ■内容紹介■ NHK朝の連続ドラマで大人気を博した「ほんまもん」の禅寺住職「あんじゅさま」。精進料理も超一流。天衣無縫の痛快人生を語る! ------------------------------------------------------------------ 京都と大津の間、逢坂山に月心寺という小さな禅寺があります。 室町時代の作と伝えられる石庭が残るほか、これといって変哲のないお寺ですが、毎日訪れる人が絶えません。その訳はここで供される精進料理。 「吉兆」の主人を唸らせ、各界の著名人が通う料理の作り手が村瀬明道尼さんです。 NHKドラマ「ほんまもん」では、料理人を目指す主人公が師事する「庵主さま」のモデルに。 九歳で僧籍に入り三十九歳で瀕死の交通事故に遭うなど波乱の人生を歩んできた村瀬さんが語る人生の神髄とは。 何が「ほんまもん」か分かります。 ----------------------------------------------------------------- 7&Yに出ているこの本の説明を読むとますます興味深い。 【目次】 第1章 反発(野生の子 小ぼんちゃん 剃髪 ほか) 第2章 恋着(水月の若はん 醜聞 最初の出奔 ほか) 第3章 再生(僧籍剥奪 ふりだし 機縁 ほか) 【本の内容】 九歳で親元を離れて仏門に入る。三十三歳で味わった禁断の恋。 不慮の事故で瀕死の重傷を負い、右半身不随となるも、残る左手で拵える料理で「精進料理の明道尼」の名を得るまでに。 天衣無縫の痛快「尼さん」一代記。 「三十三歳で味わった禁断の恋。」という恋の相手は、妻もある親子ほど年の離れた老師だったらしい。 かなり破天荒な尼さんである。 こういういろんな体験をしてきた人の言葉には深い味わいがあるよね。 頭でっかちじゃない、体からにじみ出る味わいっていうのかな。 もちろんその体験はその人だけのもので、そこから得られた智恵が万人に当てはまるとは言えないかもしれない。 それでもやはり、人生の試練の中から得た貴重な学びは聞くものの心を打つ。 この人は本当に一所懸命に生きてきたんだなぁということが感じられる言葉。 そういう言葉を、私はいろんな人からたくさん聞いてみたいと思っている。 *************************************************************** SoulNavi倶楽部本館はこちらです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|