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自然は偉大なチャーチスト

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2013.02.25
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四角大輔(よすみ・だいすけ)氏の著書『自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと』、

デジタル社会に生きる人はイノベーションの連続なのであろうか?

でも、なんか近いにおいもある。

この方、Lake Edge Nomad Inc.代表。ソニーミュージック、ワーナーミュージック在籍中に10数組のアーティストをプロデュースし数々の年間1位や歴代1位、20回のオリコン1位、7度のミリオンセールスを記録し、CDの累計売り上げは2千万枚を超えるとのこと。

 

ちょっと、読んでみましょう・・・

 

以下。

 

カネと手間を惜しまずに人に会え、本を読め、映画を見ろ、という言葉の「正しさ」は、アラフォー、アラフィフの我々には疑う余地がないところ。ところが、よりにもよって20代に「情報はどんどん捨てろ」と訴える人がいる。

 

現代は、たとえ受け身でいたとしても、異常なほど情報があふれ、選択肢もめちゃくちゃな数が示されている。20代の段階で、「やみくもに手に入れる」という姿勢では対応しきれません。ある程度の人生経験を積んできた、40代の僕でさえパニック寸前です。しかも、彼らはデジタルネイティブ、つまり生まれた頃すでにネットが存在していたのです。

 

50年前、僕の父親が20歳のときだったら、情報も選択肢もほとんどなかったから、「とにかく吸収しろ」で良かったと思うんです。私たちは「情報はこちらから貪欲に求めていくもの」と思って育ってきました。

 

20代の子たちはみんな「忙しい」と言うんですよ。学生が、ですよ。

「忙しい」に続けて「やりたいことが分からない」と必ず言ってくる。それは、あまりにも多い情報量が彼らのキャパを超えていて、メンタルも思考も追いつかないんです。

情報が多すぎて考えられない。なぜでしょう。

その情報が実際に自分に必要なのか、やりたいことなのかを考える前に、まず目に入るものを一通りチェックしようとしている。でも実は、ネットやメディアを通して勝手に飛び込んでくる情報って、単なる二次情報でノイズだらけです。そんな不確かな情報の渦の中で「自分軸」を失い、混乱してしまっているんです。

心の奥底ではやりたいことがあるんだけど、「やらなきゃいけないこと地獄」に追われている。

実際に「ToDoリスト」を全部書き出させて整理整頓したら、半分以上は「やらなくていいこと」なんですよね。そういう情報ノイズにあふれかえっている環境だからなんですよ。彼らは、ノイズジャングルという異常事態の世界にいるのです。

 

「捨て」るんだから、そもそも情報を取り入れるな、という話でもない。

大切なのは、「頭ではなく心」が反応する「やりたいこと、気になること」は、受け身ではなく自分から取りにいけ、ということ。そして、「あ、これは合わないな」と心が感じた瞬間、固執せずそれは躊躇なく捨てていい。「食べず嫌いはもったいない」と、「ためらわず捨てろ」は背反ではなくて、両立するんです。

 

わずか20年の間にテクノロジーが急激に発達し、1人でこなせる仕事量が恐ろしいペースで増えている。でも人間の脳というハードウエアは、おそらく5万年間進化していません。1人の人間が処理できる情報量としては、完全にキャパオーバーの状態です。逆に、新しいものに麻痺してしまうわけです。

捨てた後に残るもの、それは一番大事なもの、シンプルに「あなた自身」です。それこそが、ほかの誰も持ってない「究極のオリジナリティー」なんですね。

 

「独自の感性」をハッキリさせること。

自分なりの「好き、心地良い」といった「心のアンテナ」を持った上で、世の中を見る。このアンテナは固定じゃなくて、常に更新していくようにしています。「これは覚えておけ」と人から押し付けられることがあっても、そのまま実行するのではなくて、「心」にしっくりくる断片だけ選択する。その集合体が今の僕自身です。そうなると、自分のアンテナ、つまるところ、捨てる際の取捨選択の「軸」が問題になるわけですが......

情報をぱっと取捨選択するには、自分の心と向き合う「孤独」がどうしても必要。孤独とセットでないと大量の情報と向き合うのは危険。まして現代は、ものすごく「ノイズ」があふれている、と。「20代は捨て」というのは、そのくらいの前提でやってちょうどいいんじゃないか、ということだと。

 

 

日本では、その組織内や部署といった狭い世界でウケたりほめられることを、いつの間にか目指してしまうようになってしまいますからね。サラリーマンは、会議室では空気を読んで発言しますし、本当にやりたいことは相手を選んで話してます。

 

僕はそういうのができない「ダメサラリーマン」でした。

レコード会社時代は、僕のことを苦手だったり、嫌っていた人って結構いたと思うんです。

僕は暴走キャラで、いつも合意を取らずに行動していたので。「ミリオンヒット7回など、こういう実績があります」ということは公言していますけど、「社内には友達もおらず、後輩から好かれることもなかったし、上司としてもダメダメだった」という事実はトラウマになっていて、公に発信することが怖かった。でも、ジョブズの自伝(『スティーブ・ジョブズ』)を読んで、あ、僕なんてまだマシだ、彼はもっとひどいぞと(笑)。

 

丸くなって空気を読もう、とは思いませんでしたか?前方への「逃げ道」を用意する?

 

そうしようと何度もトライしましたが、心が壊れたり、体の調子が確実に悪くなった。重度のストレスという形で、心と体がSOS信号を送ってくれて、動けなくなるんです。「ああ、やっぱり無理だな」と。そうすると、また自分はだめなやつだ、と深く落ち込む。「頑張って丸くなってもこれじゃ、元も子もないからやめておこう」と、結局、消去法でそうするしかなかった。

 

そんな人が、会社員生活をしのぎ切れたというときの支えになったものは?

精神力が決して強くない人間が、潰れずにこられたのは「逃げ道」があったからです。僕は「Positive Escape」という言葉を使うんですが。一番しんどい状態って逃げ道が ない状態だと思うんですよ。僕は常に「自分で前向きな逃げ道をつくっていた」という部分がすごく大きいんです。

 

客観的な根拠も裏付けもない逃げ道。あるのは「自分の実感」だけ。でも僕はそれを信じ切れたから、仕事で冒険もハイリスクの挑戦もできたし、周りからいくら丸くなれと言われても抵抗し続けることができた。欲張らずに捨てることができれば、前向きな逃げ道が見つかる。

そして、その捨てる基準は自分と向き合う孤独から手に入る。この法則は絶対の真理だと信じています。

 

普通の人間でも、誰もがオリジナリティを持つ、「アーティスト」なんです。

小さなイノベーションって「誰でも」起こせるはずです。

例えば、自分が今、働いている部署で、あたり前のようにやってきたルーティンワークの処理方法を少しだけ変えてみようとか。学生で、今こうやって毎日過ごしているけれども、今日はいつもと違うことをやってみようとか、そういう思考を持ってほしいんです。そういった小さいイノベーションが、だんだん社会を変えていく。

「状況を変えようとする人は、職種を問わずすべてクリエイター」

 

「1人の熱狂に賭けろ」とよく言っていたんですが。それは、プロデューサーとかアーティストや社長じゃなくても、現場やアルバイトの人でもいい、「とにかく1人」というのが持論でした。

 

新曲ができたら僕はいつも、関係部署以外の事務スタッフにも音源を配っていました。そうすると、例えば、「アルバイトの◯◯ちゃんが、この曲を聴いて泣いたらしい」という情報が耳に入る。で、その子の感想を直接聞いてみる。その言葉と表情に熱狂を感じたら、周りが何と言おうと決まりです。そして当然、その結果の責任は僕が取る。僕が関わるプロジェクトで、多数決でヒットが生まれたことは一度もありませんでした。

これがそのやり方なんです。「すべて自分の感性だけ」で疾走するわけではないのです。

大切なのは、肩書きとか年齢とか関係ない「1人の熱狂」です。その手法が、結果的にはヒットにつながった。






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Last updated  2013.02.25 09:49:02
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