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スキャンダルに揺れるバークレイズのCEOに指名されて間もないジェンキンスCEO。 ロバート・ダイアモンド前CEOの絶対君主制の下でまん延した悪質な行為から、「これまでのやり方に後戻りはしない」という。 バークレイズは、13億ドル(約1220億円)の損失を公表する一方、英国以外の欧州とアジアの投資銀行部門における1800人を含めて3700人を削減する「大規模な事業再編」を打ち出した。 しかし、バランスシートや人員以外にもっと考えなければいけないことがあった。
「われわれの価値と相いれない活動を行う人々に再び報いることは決してないだろう。」 しかし、 そのような人々が行動を改めると期待するのは、サソリに刺すのをやめてくれと頼むようなものだ。ウォール街の人間が行動を変えるのは、そうすることが彼らの利益にかなう場合だけであり、事がうまくいかなければ金銭的な責任を課されることをそれは意味している。
倫理物語を披露した後、バークレイズのカルチャー(企業文化)をどう変えていくつもりかと尋ねられたジェンキンス氏は「日々の価値観や目的意識を定着させることだ」と発言した。
「尊敬」 「誠実」 「奉仕」 「卓越性」 「責務」 の5つの本質的価値を数え上げた。 そして、聞き手の疑わしい心中を察知し、「人はあざ笑うかもしれないが」と述べた。 あざ笑うだけの十分な理由がある、と彼は付け加えたのかもしれない。
「Money and Power : How Goldman Sachs Came to Rule theWorld」(カネと権力:ゴールドマンはいかにして世界の支配者になったか)という著書がある。ウォール街やロンドンシティの規範は、"金儲け"。人間の倫理などは、軽く無視されてきた世界。 この金融という金が金を創出するビジネス。 「尊敬」、「誠実」、「奉仕」、「卓越性」、「責務」で果たして成り立つビジネスなのか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.25 09:50:12
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