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昔、キョウメン王が、目の見えない人たちを集め、大きな象を触らせ、「象がどのようなものか?」とお尋ねになりました。 「大きな桶のようなものです。」、「いや、ほうきのようなものです。」、「太い杖のようなものです。」、「太鼓のようなものです。」、「広い壁のようなものだ。」との答えがありました。 王は、言いました。「目が見える見えないに関らず、人間の判断とはこれだけちがうのだ。」
人間には六識があります。 身体で感じる5つの識・・・眼識、耳識、鼻識、舌識、身識、と感覚の世界での認識である意識です。 ある女性を見て、「美しい」という人もいれば、「嫌いなタイプだ」という人もいます。 ある音楽を聞いて、「素晴らしい」という人もいれば、「騒音だ」という人もいます。 ある香水を嗅いて、「すてきだ」という人もいれば、「鼻につく」という人もいます。 ある食べ物を食べて、「おいしい」という人もいれば、「高くてまずい」という人もいます。 ある衣服を着て、「すばらしい肌ざわりだ」という人もいれば、「着心地がわるい」という人もいます。
また、あることをして「楽しい」,「うれしい」,「すてきだ」という人もいれば「苦しい」,「不快だ」,「我慢ならない」という人もいます。
これだけ、人の捉え方というものは千差万別。 人はそれぞれ違うのだということを理解し、許容することは集団生活においては重要なことです。さすれば、自分本位な感情や発言、行動も回避できるようになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.26 09:29:57
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