民間航空の話題
ここ半月ほどの間にちょっと気になる民間航空の話題が2つありました。(その1)航空機燃料税半分に 国土交通省は、国内線の航空機の燃料の「航空機燃料税」の税率を2分の1に引き下げ、 現在航空会社に課している1kl当たり26,000円の燃料税を13,000円にする方針だそうです。 会社更生手続き中の日本航空や全日本空輸など国内の航空会社の負担を軽減し、 運賃の値下げにつながる可能性もあるとのことですが、 僕は各社ともそれほど値下げしないんじゃないかと疑ってます....(その2)日本航空 青森、三沢空港発着路線の機種小型化 日本航空は青森、三沢の青森県内2空港発着の路線で、 2010年度下期から使用機種を全体的に小型化する方針とのこと。 これによって、1日当たりの合計座席数は、青森-羽田線が現行の3200から2360に、 青森-大阪線は600から200~580に減る見込みだそうです。 青森-羽田線の場合、現行のエアバスA300-600RからB737とかになるんだろうけど、 三沢-羽田線は現在MD-81とMD-90だけど、これより小型となると、 EMBRAER170?それとも、まさかターボプロップのDHC8-Q400? どちらもJAL本体ではなくJEXやJACの運行機種 その辺も含めての経費削減なんでしょうか?? でも羽田便の合計座席数が役2/3になるというのは納得できません。 機種の小型化の代わりに便数も増やして座席数の減少を 1~2割くらいにして欲しいなぁ。 先に挙げた燃料税の引き下げもあるんだし。 でも、羽田の発着枠の問題があるから地方路線の増便は難しいのだろうな。 でもでも、運行機材がB747などの大型機の場合より EMBRAER170とかCRJとかの小型機の場合では離陸の間隔を短くできるという話だから、 運行機材の小型化が進めば、発着数をもっと増やせるんじゃないかな? 日本航空はB747を年度内に退役させるって言ってるし、全日空も退役を検討してるらしいし。 今日の地元ニュースで、青森-札幌線が1日2往復から3往復に増便するが、 使用機材は現行の150人乗りから50人乗りに小型化し、 1日当たりの総座席数は600席から300席に半減するという情報がありました。 また別のところからは、三沢-東京便は、 機材の小型化や減便はないとの情報もありました。 そういえばこの話題もあった(その3)政府専用機、日航のジャンボ機撤退で委託整備が“視界不良” 政府専用機B747―400型機の日常的な整備は特輸隊整備隊で実施していますが、 5年に1回行う重整備(M整備)や1年毎のC整備、8週間毎のA整備は いずれもJALに委託しています。 しかし日本航空が経営再建策の一環として燃費効率の悪いB747の年度内退役を決定したため、 防衛省と日本航空の23年度以降の整備委託契約交渉では、 国による整備機材の買い取りの可能性や整備チームの人件費をどうするかといった 問題が話し合われたそうです。 防衛省は引き続き協議してますが、日航が契約更新に応じるかどうか微妙だそうで、 また、全日空も同型機からの撤退が取りざたされていることから、 国内での整備を断念するか、場合によっては政府専用機の機種変更といった問題にも 発展しかねない状況となっているそうです。