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テーマ:試写会で観た映画の感想(680)
カテゴリ:映画鑑賞録
この映画の監督は過去に「g@me」って作品を撮っています。 で、その作品がとても大好きな自分にとって、「映画を観る前に過剰な期待は禁物、だけど、心の隅に僅かな期待」を抱いて鑑賞しました。
何気ない演出、例えば、過去の親友に出会って、運動場で白線を引くシーン、あの見せ方が巧いなぁと、感じたり。 ホスピスで出会った患者のジッポーとか、過剰な演出は控えめ。 淡々としたカメラワーク、カット割り、下手をすればそれが観客にとって「退屈な映画」と感じかねない、監督としてはそれは危険な賭け。 しかし、「あくまで個人的感想」としては、2時間4分の長尺をあまり感じさせない、最大の理由は、やはり役所広司の役への没入具合から来る彼の凄まじいまでの真剣さに、一観客として、「観なければならない」責務というか、半端な感情移入は許されない感覚を与えるからだろうか? この映画を観ていて、「退屈」とは感じなかった。 寧ろ「感動した」と言いたい。 何度も言いますが、「一個人的感想」ですが。 原作を映像化する過程で、如何に脚本へ手を加えるか? 安易な「お涙頂戴」系映画と言われないように、その辺りの制作者陣の作業工程に苦心さが垣間見られた、そんな作品でした。 ★★★☆☆ でしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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