アグリー・ベティ
休日は、ゆっくりとTVを見ることができます。特に「スーパー!ドラマTV」は1週間分をまとめて再放送してたりするので、ずっとTVの前にいることに。今日は、「アグリー・ベティ2」の35~38話までを午後1時から4時半まで見るつもり。アグリー・ベティは、勤勉で賢い……なのに、ルックスとセンスの悪さで、就職もままならない女の子ベティ。そんなベティが突然、一流ファッション誌の編集長秘書に……。「見かけ・容姿」がすべての世界で、ベティは浮いてしまう存在。でも決してめげず、真面目に、明るく、前に進んでいく。ユーモアとサスペンス、そして愛情あふれるサクセスストーリー。アグリー[ugly]ベティって、すごい題名だけど、醜いベティってこと?実際のベティ役のアメリカ・フェレーラはこんな人です。ハリウッドが注目の若手実力派で、ベティ役で、エミー賞をはじめ、ゴールデングローブ賞、SAG 全米俳優組合賞など、栄誉ある数々のアワードの主演女優賞を総ナメ受賞しました。今見てるシーズン2は、ベティの彼のヘンリーの元カノが妊娠。ヘンリーが元カノの元に戻るまでの間だけでも幸せな時間を過ごそうとするのだけどうまくいかない。さらに仕事上では、上司ダニエルとその兄(性転換したので現在は姉)母の問題、ウィルミナのあの手この手の暗躍、受付嬢アマンダの出生の秘密など色々な問題が山積み。ベティの恋の行方は?それぞれの人の問題はどうなるの?とっても面白いです。元々この「アグリー・ベティ」は、南米コロンビアで制作された世界的ヒット・ドラマ「ベティ~愛と裏切りの秘書室」の米国リメイク版。私は、「ベティ~愛と裏切りの秘書室」をずっと見ていて大好きな作品だったので、物まねドラマの「アグリー・ベティ」はあまり見る気がしませんでした。でも、見始めるとしっかりとはまってしまいました。「ベティ~愛と裏切りの秘書室」のオリジナル・タイトルは「Yo soy Betty, la Fea.(私はベティ、醜い女)」。そのタイトル通り、変身前の主人公ベティの見た目は驚くほどイマイチ。就職した会社の社長アルマンドに恋して、裏切り、屈辱を味わい、最終的にはアルマンドと結ばれます。そうそう、アルマンドに裏切られた後には別人のように変身してます。「アグリー・ベティ」はリメイク版でも設定がちょっと違います。「ベティ~愛と裏切りの秘書室」でベティが働くのはアパレル会社、「アグリー・ベティ」ではファッション雑誌の編集部。また前作は主人公のベティと社長との恋、アグリー・ベティは上司ダニエルとの間に恋愛感情はなく、ベティには他の彼がいます。アグリー・ベティの方が、明るくてユーモアがあふれてるかな。「ベティ~愛と裏切りの秘書室」はベティがいじめに合ってる場面が多くて、ベティを見るなり「目が腐る!」と言い放ち、ベティと行動を共にする同僚たちをまとめて「ブサイク組!」と名付けたり。真面目なベティのことをかわいそうと思う展開が多かったです。「アグリー・ベティ」の方は、それ程ブサイクということには触れてません。でも、アグリーなベティが「見た目がすべて」のファッション業界で奮闘するサクセス・ストーリーというのが画期的で受けてるんでしょうね。アグリー・ベティはとっても好感のもてる女の子に描かれてます。いつも一生懸命で、前向きで。でも私は、そのベティをいじめるアマンダがなぜか大好きです。とっても美人なのに食べ物に異様な執着心があって、意地悪で、どこか抜けてて。ベティの周りの人々も個性があって、とってもうまく描かれてます。