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三線マンが行く!!<世界一周編・A-side>

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2008.12.12
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カテゴリ:ミャンマー
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王都バガンより、博物館級のオンボロバスで
対向車がモウモウと砂埃を巻き上げるオフロードを走ること13時間。

DSC_0288.JPG

振動で脳みそが半解状態になった頃にようやく到着するのが、
標高約1300mの地点に位置する高原の町、ニャウンシェです。

周囲を湿地と田んぼ、それに2000m級の山々がぐるりと取り囲む田舎町で、
町中は特に何もありませんが、ほんの少し郊外に足を伸ばせば
田んぼや畑の間に編み目のように張り巡らされた水路を、人々が
木彫りのカヌーに乗って行き来し、その向こうに茅葺き屋根の家が
ポツポツと寄り添う…なんていう、日本昔話のような景色が広がっています。

DSC_0493.JPG

町の西側には、一説によると日本でいう弥生時代に整備され、
現在に至るという、湿地の真ん中を真っすぐに突っ切る道があります。

DSC_0316.JPG

何となく、「となりのトトロ」の世界を彷彿をさせるこの道は、
両側から覆い茂った天然の木のトンネルに覆われ、
強い日差しがカンカンと照りつける昼までもひんやり涼しく、
散歩をするのに大変気持ちのいい場所です。

世界中、何処に行っても一部の若者は車やバイクでレースをやったり
していますが、ここでは地元の若者がトラクターでレースをしています。

DSC_0322.JPG

モチロン、トラクター故に、大したスピードは出ません。
ちっとも緊張感のないレースを見ているだけで、
「あ~、平和でいいとこだな~」と口走ってしまいます。

さて、この町から10km程南下したところに「インレイ湖」という湖があり、
ここニャウンシェは、湖の観光の拠点として役割を持っており、
観光客はここからモーターボートをチャーターして、湖の周囲を散策します。

このインレイ湖、乾季だと水深2m、雨期でも約6m程と非常に水深が浅いのが
特徴で、その沿岸部を大量の水草や浮き草が覆っています。
ここにはインダー族といわれる民族が昔から暮らしています。
湖の上に家を建て、浮き草や水草をかき集めて、水の上に畑を作り、
漁業や農業で生計を建てる、いわば水の民です。

DSC_0518.JPG

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当然、電柱も湖の上に立っています。

DSC_0525.JPG

標高が高いので、空の色は常に抜けるようなスカイブルー。
何百年と変らず姿を残す家々の向こうに、濃い緑を称える山脈が連なる、
風光明媚な景色を見ながら、モーターボートで澄んだ空気を切り進むのは
大変気持ちが良く、それだけで「来てよかった!!」という気分に
させてくれます。ここ来るまでは死ぬ程大変ですが。

市場も水の上。

DSC_0436.JPG

「尿」って、アンタ…非常に中身の気になる袋を発見。

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ちなみにインダー族にとってカヌーは、我々でいうところの自転車に当たる、
ごく日常的で気軽な乗り物で、老若男女問わず、皆一様に、見事な手さばきで
カヌーを操り、水上を行き来します。そして、このインダー族最大の特徴として
揚げられるのがその独特なボートの漕ぎ方です。

DSC_0405.JPG

片足で船尾に立ち、片足で櫂を操ることにより、
自由になった両手で網や釣り針を意のままに使うことが出来るということで、
編み出され方法らしいです。お子ちゃまでもご覧の通り。

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笹の葉のような小さく不安定な船を、片足だけで器用に操っていました。

もし我々トライすれば、間違いなく2秒と持たず水没していたと思われます。

ちなみにこのインダー族、手先が非常に器用なことでも有名で、
湖上の集落では様々な工芸品の工房が軒を連ねています。

ミャンマースタイルの番傘工房。

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プロのオーラ漂う銀細工職人。

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インレイ湖の名産でもある、葉巻の工房。

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タバコの葉にバナナや、蜂蜜を混合したフレーバーを練り合わせ、
長さ20cm程の鉄の棒を使ってあっという間に1本の葉巻が出来上がります。
何となく写真を撮っていたら、「これ、あげるね!!」と、
出来たての葉巻をプレゼントしてくれたので、
普段はノンスモーカーの私ですが、吸ってみました。

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見た目程キツくはなく、マイルドな香りが漂う逸品です。

他にも、シルクや蓮の繊維を使った織物、刃物の工房など、
たくさんの種類の工房が点在しています。通常、こういった場所に
連れていかれると、四方八方からやり手ババァが出てきて、
耳元で「買え買え」「ヤスイネ~」とウルサい
ものですが、
ここインレイ湖では誰一人そんなことを言ってくる者もなく、
別に何も買わなくてもイヤな顔ひとつされない
ことに感動しました。

ちなみに、首長族も湖上で営業中。

DSC_0460.JPG

インレイ湖から更に水路を使って奥へ奥へと進んでいったところに、
インテインという村があり、その村の裏手の山を登っていくと、
手つかずのまま残る古い遺跡群が、そのままの形で公開されています。

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細密なレリーフが殆ど土や草木に埋もれながらひっそりと佇む
この場所が外国人に公開された、ほんのわずか3年前とのこと。
そのせいもあってか、発掘調査員以外、殆ど人の姿を見掛けることもなく
草木が風にそよぐ音以外は何も聞こえず、非常にひっそりとした雰囲気。
場所によっては、レンガが半分土に還りかけているところもあり、
「ああ、人の歴史ってのは、こうやって長い年月を掛けて埋もれていくんだ」
と感慨深い気分にさせてくれます。

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さて、夕日が傾き出したら、集落を抜けて湖上へ急ぎましょう!!

インダー族の漁師たちが山の端に沈む夕日を瀬に、
独自の漁具を駆使して魚を捕っているのを見ることが出来るはずです。

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悠久の時を越え、今でも尚息づく伝統的な生活。

「別に、魚を一網打尽に出来るような漁具がなくても、
俺たちが飢えることない程の魚は取ることが出来るし、
特別な肥料がなくたって、水の上でも、きちんと野菜は育つし、
少し湖から丘に上がれば、米だっていくらでも取れる。
俺たちに必要なものなんて、たかが知れたものさ。幸せだよ」

と、夕日を眺めながらボートの運転手のオヤジはポツポツと語ってくれました。

便利さの代償として、色々なものを失ってしまった我々。
不便ながらも、スローな暮らしを悠々と続ける湖の上の人々。

これから先、ミャンマーの軍事政権から人々が解放されたとすれば、
外国人の観光客が激増して、少なからず、彼らのこうした価値観というのは
なだれ込む外国文化により、確実に変っていくことでしょう。

「このまま変らずにいてほしい」と願ってしまうのは、
先進国で産まれた人間のエゴでしょうか。

ひやりとした空気に包まれながら、静かに山間に夕日は沈んでいきました。

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今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、
堀明則さんのブログです。

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その堀氏が経営する会社のサイトです。

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Last updated  2008.12.12 14:39:49
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