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カテゴリ:邦画(09~)
今では誰も使っていない古いタイプライターが英語でタイトルを示す。
そしてジャズが流れて英語で主要登場人物の字幕が。 なんとも古臭いハードボイルド映画っぽい始まり。いやな予感が。 話の筋はこんなカンジ。 札幌市内のアパートで女性警官の変死体が発見された。まもなく被害者の元交際相手の巡査部長・津久井に容疑が掛けられ、さらに異例の射殺命令までも下される。かつて津久井と同じ任務にあたったことのある警部補・佐伯は、この一連の流れに違和感をもち、女性刑事の小島、新人刑事・新宮ら信頼できる仲間とともに秘密裏に捜査を始める。やがて、彼らは北海道警察内部に隠された闇に踏み込んでいくのだったが……。(goo映画) 監督・脚本 : 角川春樹 原作 : 佐々木譲 出演 : 大森南朋 、 松雪泰子 、 宮迫博之 事前情報は何度か流れたCMだけ。まさか監督・脚本がこの人だと知っていたならば見なかっただろうと思う。本来ならば、もっとシリアスに、リアルに出来たはずの内容を、わざわざ区切るような台詞回しに直して、途中で臭いセリフを何度も言わせ、何度も行なわれるどんでん返しも全然予想外ではない。これだけの役者を揃えながら、あんな学芸会並みの演技をさせるなんてこの人の美意識はいったいなんなのだろう。映画の出来はどうでもいいから、かっこよく絵を作りたいだけなんだろうか。 ラスト10分間の脚本のなんと「意味のない」ことか。あれほどの意味のない脚本はちょっと見たことが無い。いやあ、ちょっと凄いものを見たかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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