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テーマ:鉄道(22132)
カテゴリ:カメラ画像入り確定レポート
今は亡き吉岡海底駅の海底トンネル見学コースレポートの続きです。今度は本線トンネルに平行して掘られている大きなトンネルの中に案内されました。ここは列車火災の際に救出した乗客を一旦集合させる場所です。ここに乗客を集合させた後に斜坑から地上へと誘導するために設けられたスペースです。便所もここにありました。非常時以外は展示スペースとして使われています。 ![]() 先ずは説明プレートを用いて青函トンネルの構造や位置関係の説明を受けました。 ![]() こちらは断面図です。青函海峡の海底地層は一様ではなく、比較的堅牢な地盤を選んでトンネルを掘ったそうです。このような事情でこのトンネルは一直線ではなく、緩慢にカーブしています。また、新幹線での利用を考え、カーブの半径は大きめに設定されているそうです。 ![]() ![]() 吉岡海底駅付近のトンネルの構造模型です。真中の太いのが本線トンネルで、本線の左右に作業坑が掘られています。本線トンネル掘削時の土砂などは作業坑を通して地上に運ばれたそうです。左上の方にちらりと見えるのが、横取基地です。新幹線の車輌基地として掘られましたが、新幹線開通前の現在は、ドラえもん海底ワールドとして使われています。右上に見えるのが斜坑です。地上に繋がっていて、ケーブルカーも通っています。ここに避難所が設けられているのは、地上と接続する斜坑があるからだそうです。 ![]() ケーブルやレールが展示されていました。 ![]() ![]() 新幹線用の60キロレール(レール1メートル当たりの重量が60キロ)です。このトンネルではこのレールを使っているのかなあ。在来線使用であれば50キロレールで十分なのですが。 ![]() 下に見えるのが工事の際に使用した掘削装備のようです。 ![]() ![]() 工事の際に使用したカッターのようです。大きさから見て先進導坑用のものと思われます。下の画像の置くに見えるのはトンネル構造模型です。 ![]() 作業の様子を示したジオラマです。 ![]() ![]() この避難所付近はトンネルが複雑に入り組んでいます。案内人なしではとても歩けませんですね。 今回はここまでにします。次回は、地上への通路の入口付近から横取基地までの移動をご紹介します。 なお、青函トンネルの掘進工事に関しては、この北海道側の吉岡海底駅よりも本州側の竜飛海底駅の方が充実していました。ご関心のある方は、昨年の夏に作った「竜飛海底レポート」もご覧下さい。 竜飛海底駅編 竜飛海底駅編 その2 体験坑道編 青函トンネル記念館編 続きは次回にさせて頂きます。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/09/05 10:40:53 PM
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