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カテゴリ:シネマ感想:た行

 

ナタリー・ポートマンとアシュトン・カッチャーのラブコメです(むろん、飛行機の中で観ました)。割り切ったセックスだけの関係を続ける二人が、最後はマジに恋に落ちてしまうという、観る前からラストが分かり切った映画です。

原題は「No Strings Attached」。Stringsは紐とか弦(楽器の)という意味で、意訳すれば、「ボクたち、愛とか絆とか、そういうメンドっちいこと全然カンケイな いんでーす!ドライな関係!」という感じかなあ??しかし邦題はかつてのトレンディードラマみたいでちょっと、いやだいぶこっぱずかしいな・・・TSUTAYAで店員に聞 きにくいタイトルである(そこまでして借りる映画じゃないけどさ!)。

子供の頃からの知り合いで、優秀なナタマンは女医、アシュトンはシナリオライター志望。ひょんなことからセックスしたけど「うちら、セックスだけの関係でいようよ」とナタマンから言われてしまいます。

しかしナタマンとアシュトン、二人の演技によるところも大きいかもしれないけど、この二人を単に友達同士として見てもすごく楽しそうに見えるので、(特に時間を見つけては、様々な場所で色々なセックス を試すシーン。難易度の高い体位にトライした後で大笑いしている二人は本当に幸せそうだ)「この二人、なんでわざわざ”セックスだけのカンケイ”とルールを決めて付き 合っているのか?」と不思議なんだな。

一応ナタマンは親が離婚したトラウマみたいなものがあって、「本当の愛なんて信じていない」設定というのがあるんだけど、彼女の妹は普通に結婚してるし、 それを言ったら親がセレブ(確か3回離婚している)のアシュトンなんてもっとひねくれた恋愛感を持っていそうなのに、イマイチなんでシリアスなステディー関係になるのがいけないのかわからなかったなあ~。

で、最後はナタマンが泣きながら「やっぱりあなたを愛してるのよ!」って言うためにアシュトンのもとに車を飛ばしてやってくるのであった。面倒くさい女だよ本当に!しかしアシュトンは優しいイイ奴なので、面倒くさい女ナタマンを優しく受け止めるのであった・・・。

すごくチープな映画だけれども、この映画も「世界でいちばん不運で幸せな私」と同じく「男女の仲も根底に友情があれば、結局のところうまく行くのである」というメッセージが芯にあるような気がするのであった・・・。

 






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Last updated  2015.01.19 22:49:46
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