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カテゴリ:シネマ感想:あ行

                                   

  

この映画を初めて見たのは忘れもしない18歳の初秋。渋谷Bunkamuraで「パリは唄う」という名作フランス映画ばかりを集めた映画祭が開催されており、父から招待券をもらった私は、「冒険者たち」と「男と女」を一人で観に行ったのでした。


♪ダバダバダ、ダバダバダ♪というスキャットと、アヌーク・エーメの美しくアンニュイな表情。まだまだ子供の私にとって、それはとても洗練された大人の世界に見え、「フランス・・・行ってみたいなあ」とますますフランスへの憧れをつのらせることになったのでした。

今回見返してみて、やはりこれは神レベルの名作・・・・と唸る三十路の私。お互い伴侶を亡くした者同士、大人な恋なわけなんですが、次第に惹かれ合って行く二人の心の機微が、じわ~っと染み入るように観客にも伝わって来るのですな・・・。

伏し目がちだけど幸福そうなアヌーク・エーメのアップ(髪がハラリ と落ちたりして手で上げる仕草さえ絵になる)、彼女の肩に触れるか触れないかくらいに置かれたジャン・ルイ・トランティニャンの手のアップ。これがポエジーっつうもんなんでしょうなあ・・・(この時点で、もうお互いの子供はダシ状態)。


時間軸が彼女の過去、現在、彼の過去、現在と混ざっていて、 気が付いたらシーンがモノクロだったりカラーだったりするんだけど、特に過去はモノクロ、現在はカラーという縛りはない。そんな映画的な文法を無視してい るのに、すーっと回想シーンに入っていけるという・・・本当、シームレスで魔法のような演出である 。

あと神なのは音楽もそう。♪ダバダバダ、ダバダバダ♪のスキャットだけじゃなくて、レースシーンにかかる疾走感のある音楽、アンヌの亡 き夫(ピエール・バルー)が歌うボサノバ、切ないベッドシーンのバックに流れるボーカル、すべて素晴らしい。ボーカルが入っている曲は登場人物の心情その ままの歌詞なんだけど、全然陳腐な印象にならなず、むしろ観客が感情移入する潤滑油代わりになっているのはやはり音楽が神レベルの出来だからだろう、きっと。もちろんサントラは昔から所有しており、よく一人で聴いてましたよ・・・(寒い?)


                                 

  


しかし大人になってから思うのは、男の職業がレーサーってカッコ良すぎ!という点である。彼が過酷な耐久レースを行っているシーンから切り 替わって、パリでそわそわしながら待つ女。また切り替わって疾走する車。男は好成績を納め、女は「愛しています」と電報を打つ・・・もし男の職業が税理士だったら?こうはならないよね・・・っていう(笑)


あと男の方に彼女らしき女がいて、残酷にバッサリと振るシーンもあったのだった(これ全然記憶にない。寝てた?)。大人になって観ると、「あれれっ、結構冷たい男なんだな」とも思う。まあもう終わりそうな二人だったのかもしれないが。男の奥さんが亡くなった理由もちょっと強引だったような・・・自殺って、小さな子供もいるのにしないでしょ?今観ると「あれっ?」って思うけど、全体的な出来が神なので細部はどうでもよくなってしまうのだった。

あと、見所はアヌー ク・エーメのファッション!襟を立てたムートンのコートやロシア風の茶色いコート。冬のドービルがすごく寒そうなんだけど、それがまたいいんだ~。映画 ファンに「コートが似合う女優は?」というアンケートを取ったら必ず上位に入ると思う。モード雑誌にも冬になると繰り返しこの映画の写真が出てるし。

男と女ムートンコート.gif

 襟立てーので痺れるくらいカッコイイ着こなしのアヌーク・エーメ様

そして今回「おおっ」と思ったのが彼女が持っているバッグ。これ・・・・私が清水買いしたシャネルと似てない?(日記はこちら)知らなかった、「男と女」モデルだったのか・・・。なんか嬉しい!もっと活用しないと・・・。

男と女シャネルのハ?ック?.jpg
 
 
昔のは側にシャネルマークが付いていないんだけど、それがまたシックだった。






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Last updated  2015.04.29 18:05:32
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