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テーマ:最近観た映画。(38970)
カテゴリ:シネマ感想:か行
ユアン・マクレガーが出てるのでレンタル。ロマン・ポランスキー監督のサスペンス映画です。結構評判も良かった気が・・・。 夫が借りて来たDVDのタイトルを見て、「ゴースト”ライダー”借りたの?(笑)」と半笑いで言っていたので、「ち・が・う!!ライターだ、書く人の方!」と訂正しておきました。ニコラス・ハゲジの方じゃなくて、ポランスキー監督のスリラーだからよろしく! ライターのユアンが、元英国首相の回顧録のゴーストライターをすることになるんだけど、前任者は途中で不審な事故死してるし、打ち合わせの帰りに原稿を強奪されるしで「この仕事・・・引き受けない方がいいんじゃない?」って空気がプンプン。 元英国首相が身を隠しているアメリカ西海岸の小島に飛び、インタビューしながら回顧録を書くことになるんだが、案の定不審な点が次々と浮かび上がってユアンの身にも危険がせまる!というお話です。元英国首相がピアース・ブロスナンですよ。だって007だから、実はきっと・・・?!って思ってたら、裏をかかれると言うキャスティングでした。 しかし、こんなミドルエイジ・イケメンの英国首相って!「ラブ・アクチュアリー」のヒューヒューよりあり得ない感じがします。そして、ブロスナンの第一秘書がサマンサ(キム・キャトラル)じゃないか~!サマンサとは全然違う落ち着いたキャリアファッション。でも、サマンサ!って言う。TVドラマで当たり役を持っている俳優さんは大変だね。ジョージ・クルーニーはもうどの映画で見ても「ロス先生!」って思わなくなったけどさ、それって凄いことだよね~。しかし、いつサマンサがユアンのことを押し倒すのか・・・と、ハラハラしてしまいました(笑) 元首相の奥さん(オリヴィア・ウィリアムズ)は、いかにもインテリの英国女性って感じ~。ちょっとシャーロット・ランプリングみたいだった。そういえば、ユアンは「彼が二度愛したS」でランプリング様と共演していたな。 この仕事、受けない方が・・・と言う導入部だったけど案の定、次々と怪しげな展開になって行く。好奇心いっぱいのユアンはその謎に魅せられたように、どんどん奥へ奥へと入って行きます。オーソドックスな演出なんだけど、ドキドキする~。さすがポランスキー監督。島の過疎ってて寒い感じがミステリーな雰囲気を盛り上げてたし。 しかしCIAって本当に怖いね~。CIAの親分のアメリカも怖い!ってことで、ポランスキー流のアメリカへのディス?とも勘ぐってしまったりして・・・(ポランスキーはアメリカで当時13歳の少女に淫行したという嫌疑をかけられ、保釈中にアメリカを出国。それ以来アメリカには一度も行っていないそう)。そうすると、ロケをした島はヨーロッパのどこかなんだろうなぁ。 政治オンチな私は途中で眠くなってしまったけど、我慢して最後まで観たら「おおお・・・」と言うオチでした(勘のいい人は途中ですぐ分かるオチだと思うんだけど)。ラストでファーッと舞う原稿が、あーあ・・・と切ないです。やっぱり怪しい仕事は引き受けない方が良い。新しい仕事に就くときは、前任者がなぜ辞めたのかをしっかり確認し、引っかかるようだったらお断り。これに限る! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.12.25 04:07:14
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