2875676 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

@itan-journ@l

@itan-journ@l

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

aitantanmen

aitantanmen

Category

ファッソン通信

(99)

I shop therefore I am

(91)

私の名前は@i・tantanmen

(114)

シネマ感想:あ行

(76)

シネマ感想:か行

(53)

シネマ感想:さ行

(81)

シネマ感想:た行

(60)

シネマ感想:な行

(20)

シネマ感想:は行

(92)

シネマ感想:ま行

(41)

シネマ感想:や行

(10)

シネマ感想:ら行

(36)

シネマ感想:わ行

(9)

シネマ感想:数字

(8)

ミュージック・スターベーション

(30)

コスメティックス・アンド・ザ・シティ

(30)

ブックブック こんにちは

(17)

やっぱりチェコが好き

(15)

海外ドラマ:シャーロック・ホームズの冒険

(14)

転職びんびん物語

(14)

転職びんびん物語R

(12)

いい旅の香り夢気分

(17)

国際同棲→結婚びんびん物語

(20)

ホーチミンの休日2006

(8)

プラハのクリスマス2006

(6)

パリの休日2007

(8)

バリ島のGW2008

(5)

プラハのクリスマス2008

(8)

ロンドンのGW2009

(8)

プラハのGW2009

(6)

グアム島の休日2009

(4)

北インドの休日2009

(20)

プラハのクリスマス2009

(2)

KL&ランカウイ島の休日2010

(5)

KL&マラッカ&レダン島の休日2010

(8)

KL&コタキナバルの休日2010

(9)

ソウルの休日2011

(9)

バリ島のGW2011

(14)

スリランカの休日2011

(28)

KL&ペナン島の休日2011

(12)

プラハ、パリ 親子旅2011

(19)

ズノイモ、ウィーン、テルチ親子旅2011

(5)

ティオマン島、マラッカ、イポーの休日2011

(24)

プラハのクリスマス2011

(7)

ソウル経由、KLの休日2012

(13)

シンガポールの休日2012

(10)

カンボジア シェムリアップの休日2012

(27)

京都はんなり親子旅2012

(10)

KL&マラッカの休日2012

(17)

ベトナム ホイアン&ダナンの休日2012

(21)

Freepage List

Archives

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12
2023.11
2023.10
2023.09
2023.08
2023.07
2012.06.08
XML
カテゴリ:シネマ感想:あ行

                               

  

大好きなモニカ・ベルッチとヴァンサン・カッセル夫婦。これまでも「ドーベルマン」を始め「アパートメント」、「ジェヴォーダンの獣」、「スパイ・バウンド」、「変人村」(これは共演とは言えないかもしれないが)・・・と夫婦共演作はチェックしてきました。

そして「アレックス」ですが・・・。映画史最長9分間のレイプシーンだとか、画面がぐるぐるしたりフラッシュしたりで気分が悪くなる人続出だとか、カンヌの試写会で途中退席した人多数だとか(しかも吐き気を催した人もいるとか)、とにかく半端な気持ちで見ると大怪我するよ!!という前情報いっぱいで、尻込みしてしまい長年借りれずにいました(ちなみにR-18)。

が、清水の舞台から飛び降りる決心をして、思い切って観てみることに・・・。幸福なカップルの彼女アレックス(モニカ・ベルッチ)の方がゲイにレイプされてしまい、彼氏(ヴァンサン・カッセル)が友達(アルベール・デュポンテル。PARISモンテーニュ通りのカフェに出ていたおじさん俳優)と犯人に復讐するというストーリーを時系列とは逆の順に並べた映画です。

クレジットのアルファベットが鏡文字になってたりして(日本語で言うとGANTZの文字みたいな感じなのだろうか?)、最初から不穏でイヤ~な感じのバイブスがビンビンです。嫌だな、嫌だな~、怖いな、怖いな~(稲川淳二風)。

時 系列とは逆なので、悲惨な場面が前半、映画が進むに従って幸福になっていくという作りなのが、救いようがあるっちゃあ、救いようがあるような気もす る・・・。しかし凄惨なレイプシーンはやっぱり見たくないなあ~と目を覆ってしまうとともに、モニカ・ベルッチの恐れを知らない女優魂に「ここまで、やるか・・・」とドン引きにも似たリスペクトを感じてしまうという感想でした。

しかし・・・しかしだよ、パリの治安の良くなさそうな場所に真夜中一人歩きをする、しかも人気のない地下道、しかもノーブラのスリップドレス、これはアウトだろう。喧嘩したとはいえ、彼氏も友達も女性を一人で帰すとかあり得ない。夜中の地下道はゼッタイに一人で歩かない。ダメ、ゼッタイ!!と心に誓ったのであった。

し かも地味にコワイのが、レイプ犯行中に地下道に入って来る通行人が奥の方でチラっと写るのに、その人が助けにもこないし、通報もしないっていうことであ る。ヤバいことには関わりたくないってことなのかもしれないけど、せめてそこで通報なり何かしてれば、アレックスが最悪の状態になることはなかったのにな あ・・・。

この後からは、まるでモニカ&ヴァンサンの寝室を覗いているかのようなラブラブシーンがたくさんで、スター夫婦の寝室覗き見!って宣伝されてた「アイズワイドシャット」なんかよりずーーーっと覗き見感覚でお得なんです。いや~ええもん見せてもらいました~(思わず拝む)って言う感じ。しかし、後の(映画の時系列では前だが)悲惨な運命を予感させるセリフもあったりして凹むのであった。

「アイズワイドシャット」と言えばキューブリックの「2001年宇宙の旅」(寝室のポスター)や「時計仕掛けのオレンジ」(アレックスという名前)オマージュみたいなのもありましたねえ。そこまで詳しくないので、どういう意味かよくわからなかったけれども・・・。

結局この映画が言いたかったことは「覆水盆に帰らず」(原題: Irréversible は「巻き戻せない」みたいな意味)ってことだけど、スタンダードな格言のように見えて、劇中での取り返しがつかない惨劇がヘビーすぎただけに、ずっしりとイヤ~な重みを感じるのでした。

DVDの特典で、時系列再生があったけど、これ観る人いるのかな・・・。逆時系列だからまだ救いがあったのに、普通に時系列で見たら立ち直れないのでは・・・。「ブルーバレンタイン」どころの騒ぎじゃない鬼畜の所行ですが・・・(「鬼畜の所行」出典はこちらのタマフルポッドキャストを)。

あ とギャスパー・ノエ監督のオーディオ・コメンタリーもついてた!こちらはかなり興味あったけど、もう一回映画を観なきゃいけないわけで、これは何と も・・・ちょっと精神的にキツイので見送ってしまいました・・・。コメンタリーを見た人のブログよると、ゲイクラブで殴られたのは本当の犯人じゃないらし い・・・ううう・・・。やはり救いようのない話だったのだった。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2015.03.01 20:30:44
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.