震災14
福島の原発が何度か爆発したわけで、県内外に渡って放射能汚染されているのが現状です。さて、みなさんは、避難しますか?A、何がなんでも避難する。西日本まで逃げてほとぼりが冷めるのを待つB、怖いから避難する。しかしあまり遠くだと戻るのに大変だから、新潟あたりに・・・C、避難したいけど、会社もあるし世間体も気になる。とりあえずマスクは着用するD、第一原発から半径50km以上離れているからまぁ大丈夫だろうE、避難?バカバカしい。テレビでも大丈夫だと言っているじゃないか私の現状は「C」です。(これが正しい選択とは思っていませんが)福島県、もしくは隣県にお住まいの方で、「A」「B」を選ぶ方がどれくらいいたでしょうか。ニュースを見ると確かに県外へ避難された方が数多く報道されています。移動のためのバスなどが連日満席などのニュースを見ても、やはり少なからずいるのでしょう。しかし、私の周りでは避難した人はほとんどいません。家族があったり、会社があったりするためで、容易には動けないからです。加えて、テレビなどのメディアでも「大丈夫」的な報道をされているのも大きな要因でしょう。もし、福島県全域に「避難勧告」が出たら、ほとんどの人は避難するでしょう。(受け入れ先があるかどうかはこの際置いておいて)では、福島県全域に「自主避難」が出たら?大いに困惑するでしょうが、「避難勧告」のそれと比べて大幅に避難者は減ると思われます。これは「自主避難」=「逃げたければ自己判断で逃げなさい」と捉えている方が多いから。政府がどういった意図で「自主避難」の呼びかけを行ったのかは判断ができないですが、これは国政として明らかな愚策と言わざるをえません。どういうことかというと「自主避難」をしなかったために被曝量が増えて甲状腺ガンなどが発病しても国としては「だから避難したほうが良いって言ったじゃん」とあしらうことができます。言われたほうはたまったものじゃありませんね。では「自主避難」を決行した場合はどうでしょう。まず罹災証明書が発行されるかどうか怪しいものです。罹災証明書があるとないとでは仮設住宅の入居や、避難先の自治体などの待遇など、明らかな差が出ると予想されます。よって避難先では多くの散財が見込まれるため、経済的に余裕がないと踏み切れないともいえます。これらのイメージを漠然とみなさん持っていると思われます。なので、自主避難は国民にとって非常に困るもの。というか、原発は国が管理しているのだから、管理不手際による放射能汚染から国民を守る義務があると思います。人間が管理するものですからミスはあるもので、たとえ何十に予防線を張っていたとしても今回の例のように世界的大事故が起こってしまいます。ここで肝心なのは事故を起こさない運用ではなく、最悪を想定してリカバリーすることだと私は思うのですが、後手後手の対応を見る限りそんな考えはまるでないようです。話を戻しましょう。今、福島は全域に渡って放射能汚染されています。政府は「ただちに健康に影響はない」と言っていますが、じゃあどのくらいしたら影響が出るんだ!?と思っている方が非常に多いと思います。残念ながらその答えはテレビを見ていても明らかにされません。明らかにされませんが、なんとなーく「安全だから大丈夫です」と言っています。その根拠がレントゲンが云々・・・CTスキャンが云々・・・あんまり国民を馬鹿にするなと。長々と書きましたが、何を言いたいのかと言うと一、メディアの情報だけを鵜呑みにしてはいけない二、自分で情報の裏づけを取り、確実な根拠を示し情報とする三、被曝に対するリスクを知るまとめるとこんな感じです。私は専門化でもなんでもないただの一般人でありデータの提示などは恐れ多くてできませんが、自分を守るための努力はしていくつもりです。調べていく中で最低でも妊婦と子供は県外に避難をして生活していくのが良いと結論が出ました。最近悲しい出来事がありました。現状の福島を憂慮して、県外に避難した同僚がいました。その方には子供がいて、一家揃っての避難です。私は賢明な判断だと思いました。しかし・・・その人が「会社での裏切り者」的に思われていると、知りました。何それ?避難が悪なの?子供の発病リスクを上げなければならないの?危険だと判断して、避難するのは当然ですが、いわば村社会的な考えではNGなのでしょうか。なんだかどこにもぶつけようのない憤りがいまでもあります。