震災その5
じわじわ深刻になってきました、ガソリン不足。都会在住の人には信じられないかもしれませんが、福島とかの地方になると交通手段が車しかないと言っても過言ではないのです。そりゃあ、電車もバスもありますよ。でも30分に1本とか、60分に1本とか、そのレベル。そしてローカル線なゆえに乗客が少なく、結果として乗車運賃が高い。そんなわけで地方では一人一台車所有が常識になっているのです。会社に行くのも、車。買い物行くのも、車。飲み会行くのも、車(運転手は当然飲んでないですよ、きっと)。地方のほとんどの人は運転免許証を取得していると言ってもいいでしょう。つまりガソリンは本当に生命線なのです。そのガソリンが、今、真面目に足りません。給油車がスタンドに止まるものなら・・・「俺が俺が」と即座に長蛇の列が出来上がります。たとえ、何時から給油が始まるかどうかも分からないとしてもです。先日、私の親戚がとある筋から「明日の朝10時から給油が始まる」と情報を掴み、意気揚々と朝の7時くらいに出かけたところ既にそこには1.5kmにわたって車が並んでいたそうです。田舎町なのにですよ。何でも先頭車両は前日の夜から並んでいたとか言うからもうね・・・。そして、そこまでして並んでも一人10リットルまで。(ちなみに軽自動車は、空から満タンにすると30リットルくらい入ります)みんなの心が「満タン」になる日はいつになることやら。