1853303 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

あすなろ日記

あすなろ日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

あみりん9129

あみりん9129

フリーページ

小説部屋


黒執事部屋


黒執事小説『猫化』


黒執事小説『鳥籠』


黒執事小説『鳥籠エピローグ』


黒執事小説『滔滔』


黒執事小説『仔犬』


黒執事小説『月の魔女』


黒執事小説『猫耳』


黒執事小説『鳥籠アナザーストーリー』


黒執事小説『貧救院』


黒執事小説『夢幻の森』


裏切りは僕の名前を知っている部屋


裏僕小説『贖い』


裏僕小説『星空』


ガンダムOO 部屋


ガンダムOO 小説 『ハロ』


ガンダムOO 小説 『刹那』


咎狗の血 部屋


咎狗の血小説『罪人』


咎狗の血小説『絶望』


秘密部屋


秘密小説『告白』1~3


秘密小説『お見舞い』


秘密小説『疑惑』1


秘密小説『疑惑』2


秘密小説『疑惑』3


秘密小説『方舟』


べるぜバブ部屋


べるぜバブ小説『花見』


べるぜバブ小説『嫉妬』


青の祓魔師部屋


青の祓魔師小説『碧い泉』


オリジナルBL小説「落日」部屋


オリジナルBL小説「落日」(第1部)


オリジナルBL小説「落日」(第2部)


オリジナルBL小説「落日」(第3部)


オリジナルBL小説「落日」(第4部)


オリジナルBL小説「落日」(第5部)


進撃の巨人部屋


進撃の巨人小説『しつけ』


進撃の巨人小説『過去』


HUNTER×HUNTER部屋


HUNTER×HUNTER小説『友情×愛情×恋情』


HUNTER×HUNTER小説『愛欲×執着×盲愛』


ハイキュー部屋


ハイキュー小説『砕け散った王様』


ハイキュー小説『大王様の憂鬱』


ハイキュー小説『大王様の憂鬱2』


カテゴリ

カレンダー

サイド自由欄

バックナンバー

お気に入りブログ

ナ・バ・テア 森博嗣 New! 千菊丸2151さん

目指せ58Kgキープ!!… New! 久住咲夜さん

今朝の特撮感想 New! あくびネコさん

★口腔外科には行けな… RESTIA YUMI(由美)さん

「黒執事」34巻 … らいち♪♪さん

コメント新着

あみりん9129@ コメントありがとうございます。 千菊丸2151さんへ 母の日にピッタリのお…
千菊丸2151@ Re:6位&8位&母の日のプレゼント(05/12) お久しぶりです、可愛いクッキーですね。
あみりん9129@ コメントありがとうございます。 千菊丸2151さんへ ありがとうございます…
あみりん9129@ コメントありがとうございます。 千菊丸2151さんへ 去年プレミアフロアに…
2009年05月23日
XML
テーマ:†黒執事†(568)
カテゴリ:「黒執事」小説
 
 BLの苦手な方は読まないでください。

 R18指定です。お子様は読んではいけません。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。


   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  


 セバスチャンがシエルの中に入ってきた。大きな異物感に

 シエルは顔をしかめた。

 「痛いですか?」

 「あたりまえだ。」

 「でも、ここは嬉しそうですよ。」

 セバスチャンはシエルを握りしめた。

 「あっ」

 シエルの身体がビクッと震えた。後ろを貫かれながら前を弄られて

 シエルは今まで感じたこともない快感に襲われた。

 「気持ち良いですか?坊ちゃん。もっと良くしてさしあげますよ。」

 「あああ~」

 シエルは嬌声をあげながら、無意識のうちに身体が宙に浮くような

 錯覚にみまわれた。シエルが必死でセバスチャンにしがみつくと

 「そろそろ行きますか?」

 と聞かれた。シエルは魂を持って行かれるのだと思った。不思議と

 不安はなかった。死を恐れないと言えば嘘になるが、セバスチャン

 と一つになることで己の身が浄化されていく気がした。ただ食さ

 れるのではなく、浄化されるのだ。全身全霊を尽くして愛する人に

 食されるのは魂の浄化に他ならない。シエルは薄れ逝く意識の

 中で天使よりも美しい悪魔に接吻した。セバスチャンはシエルを

 抱きしめ、深い口づけの中でエナジーを吸い取った。

 そして、セバスチャンは瞳を閉じて安らかな眠りについたシエル

 の髪を撫で、優しく瞼にキスをした。

 「んっ?」

 シエルが再び瞳を開けると、そこは天国でも地獄でもなかった。

 セバスチャンに連れて来られた最後の場所、廃墟だった。

 「坊ちゃん、お目覚めですか?ぐっすり眠っておられましたね。」

 セバスチャンがいつものように微笑んでいる。

 「魂はまだ喰ってなかったのか?」

 シエルがいぶかしげに聞くと、セバスチャンはこう答えた。

 「いいえ、美味しくいただきました。私は坊ちゃんのエナジーを

 食べさせていただきましたので。人間がイク時に発するエナジー

 は大変おいしゅうございます。魂は一度に食べてしまわなくとも

 睦みあう度に何度でもエナジーを食することができるので

 ございます。」

 「妖怪みたいだな。」

 「失敬な。私は悪魔で執事ですから。」

 悪魔に魂を売り渡すということは甘美な世界を知るという事だった。

 シエルは契約の意味を誤解していた。悪魔との契約がある限り、

 二人が死を別つまで主従関係は続く。シエルはこれから先も食を

 与える義務があった。シエルは満腹そうにしているセバスチャンを

 見ていると、毎晩、与えるのも悪くないと心の中で密かに思った。

                              (完)

    
   手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート  手書きハート 



       
 





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年05月23日 21時16分08秒
コメント(17) | コメントを書く
[「黒執事」小説] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.