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テーマ:二次創作小説(959)
カテゴリ:「ハイキュー」小説
BLの苦手な方は読まないでください。 18禁です。 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 及川は映画館を出てから家に行くまでの間、あの桜の木の下で 手を繋いで歩いた時の事を思い出した。 今日も手を繋いでいるのに、影山の心が見えなくて、憂鬱だ。 今日は親が家にいないから、映画を観て、食事して、一晩中、 ベッドで愛し合おうと思っていたのに、なんでこうなるんだろう。 デリカシーのない影山に及川は苛立っていた。 及川はデートに遅刻した理由もまだ聞いていない。 日向と遊んでいたなんて言われたら、ショックで立ち直れない気がして、 怖くて聞けなかったのだ。 部屋に着くと、影山はベッドに腰掛けて、カバンからコンビニの袋を取り出した。 「それ何?」 及川が聞くと、影山はこう答えた。 「日向と買ってきたんです。チョコを1人で買いに行くのが恥ずかしくて、 買ってなかったから、今日、日向と一緒にコンビニに行って買って来たんです。 どうぞ。」 影山は無造作に袋からチョコを取り出した。一応ハート柄の包装紙の箱を 渡されたのだが、日向と買いに行ったと聞くと、面白くない。 「日向と遊んでて、遅刻したのかよ。」 と及川は聞いた。すると、影山は 「実は、待ち合わせの時間に着いてたんですが、及川さん、 コインロッカーに大量のチョコを入れてたでしょ?それ見たら、 なんか・・・俺が買った700円のチョコ渡すのが嫌になって・・・ 日向にやるって言ったんですけど、日向は要らないって言って、 1時間くらい俺を心配して慰めてくれたんです。」 と言った。 「ああ。そう。それじゃ、遅刻したのは俺のせいってわけ?」 及川は逆ギレした。 「いえ。そういう訳では・・・」 と影山は言ったが、及川は冷静になれなかった。 「飛雄ちゃん。俺が女に興味ないってこと知ってるくせに、 やきもち妬いてくれたってこと?それとも沢山チョコもらってくる 俺よりも日向のほうが良くなった?俺と日向とどっちが好き?」 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年02月08日 23時25分44秒
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