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2022年06月07日
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BLの苦手な方は読まないで下さい。

あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

何卒お許し下さいませ。m(_ _)m






「おい。餌の時間だ。」

牢の扉が開いた。牢番が食事を運んで来た。

「パンとシチューだ。謀反人のくせに贅沢だな。他の囚人は粥だけだぞ。

お貴族様は最後まで特別扱いだな。」

牢番が近付いてきた。

「おまえ明日処刑されるらしいな。今日が最後の晩餐ってわけだ。」

牢番が卑しい笑みを浮かべて言った。

「おまえ、よく見ると男前な顔だな。スタイルも良いし・・・毎晩、王様に抱かれてたのか?」

「え?いや、違う。」

「それなら、おまえが王様を抱いてたのか?俺、知ってるんだぜ。国中の噂だぜ。

おまえと王様が親密な関係だったって。しかし、おまえが抱かれてないってことは・・・

王様はオカマなのか?」

「違う。」

「おい。違うしか言えないのか?フッ。まあ、いい。おまえは今夜で最後だ。

死ぬ前にもう一度気持ち良い事したくないか?俺が相手になってやるぜ。」

牢番がいやらしい目つきで俺を見つめてくる。勘弁してくれと思った。

「グヘヘ・・・」

牢番が変な声で笑いながら俺を押し倒した。気持ちの悪い顔が近寄ってくる。

その時だった。牢番が血を吐き、牢番の胸が赤く染まった。血が飛び散り、俺の服が血で汚れた。

「何をしている?なぜ抵抗しない?」

リチャードが牢番を後ろから刺し殺しながら言った。

そして、牢番を串刺しにしたまま剣を振り払うように死体を投げ捨てた。

「凌辱されるところだったぞ。俺が来ない間にやられてたのか?」

と言って、被っていたマントを脱いだ。

「まさか。俺は牢にこっそりと入って来る奴が気になってただけだ。

あんたこそ暗殺者のような格好を何故している?」

「おまえを逃がしてやろうと思ってな。」

血にまみれた天使が笑った。

                                 (続く)






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最終更新日  2022年06月07日 22時11分52秒
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