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カテゴリ:あさ・がおの哲則 「手探りの人生訓」
中国の政治家さんは、「しろいネコでもくろいネコでも、ねずみをとるネコがいいネコ」と、演説したという。 さて、漢字検定の値下げについて、異議あり。過剰分を返金される予定のない去年やその前の受験者にたいして、無礼であろう。 自分は、今年も去年と同じでいいと思う。 だいたい、ブームに乗ってる今だから黒字(余剰)が出ていても、いつ赤字に転落するかわからない。漢字検定ゲームが、10年後も人気を保っているかどうか。理事長問題で揺れる今年こそが、まさにその没落への節目の年になるかもしれない。予想の立たない状況で、黒字を出さない努力というのは、無駄にしか思えない。 こうしたら、どうだろう。赤字の年には国が低金利融資をし、黒字が大きいときには大半を社会貢献に費やす。競馬や競艇と同じリクツ。黒字を正しく公共に使うことさえできれば、誰にもモンクをいわれる必要はない。今後は、黒字の90%は各都道府県に対して、受験者数比率に応じて寄贈すればいいだけのことだ。 今回の事件は、「黒字を隠して私物化しようとした」という1点で考えればシンプルである。 漢字検定の団体のなかの、私服を肥やした者だけを叩こう。こんな稼ぎの良い事業を、潰すなんざ、もったいないおばけがデモ隊となって押し寄せるぞ。国民への貢献へと振り分けることだけが、公益団体の背骨である。
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