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2022年11月29日
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カテゴリ:読書と自分と
2022年の4~5月のこと。
それぞれに主人公がことなる短編集です。ゆえに群像。

池波正太郎さんの本はほとんど読んだことがなく、時代劇の大家だというイメージだけ。
常盤新平さんのエッセイでは、はるかな大先輩。

鬼平犯科帳や雲切仁左衛門などのドラマの印象から、
大河ドラマにならない時代劇、歴史の教科書に載らない歴史に名をのこしていない人々の物語を書かれているという残像。

にしても、「忍者」ですか、、、。
白戸三平さんと山田風太郎の忍者活劇にくらべて、
体術を極めた人間としての設定。
超能力を持つスーパーマンではなく、インデジョーンズかイーサンハント(スパイ装備を除く)に近い存在。

ではあるのですが、みんな執念深い。
裏切者を追い詰め、仇を討ち果たすために人生をなげうつ。
非正規社員の技術系なので、名がすたれば人生が終わる。
名を取り戻すため、組織をはなれての単独行。

とはいえ、影に生きる者。
得るものは表立っての名声ではなく、ちいさな業界の中でのマウンティング。
無事に目的を果たしても、見届ける者があるとは限らない。
そうするうちに「名」へのこだわりはなくなり、いつのまにか意地だけの闘いに。

ここに、「自由」を充てては過分だろうか。


忍者群像 (文春文庫) [ 池波 正太郎 





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最終更新日  2023年01月20日 00時53分47秒
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