ケモセラピーの影響(再)
抗がん剤は、増殖能の高いがん細胞に対して抑制的にはたらきます。よって、一定の治療効果があるわけですが、増殖能の高い細胞は何もがん細胞だけではありません。 生殖細胞(卵子、精子)も非常に増殖能が高いので、ケモセラピーをうけると、生殖細胞が深刻なダメージをうけてしまい、不妊になってしまうことがあるわけですね。 ただ、精子はケモセラピーをうけるまえに凍結保存しておけば、治療完了後にチャンスが残りますし、卵子についても場合によっては凍結保存が可能になってきております。ケモセラピーを受ける前に必ずこのことを認識しておいてくださいね。