カテゴリ:歌詞を読解
今日は知事公館での野外コンサートでした。
風で何度も楽譜が飛ばされそうになりましたが、 この涼やかな青空の元で、気軽にやる演奏会つうのも、 北海道ならではで、なかなかええもんですなあ。 アニメメドレーや映画音楽なんかをやりましたが、 映画音楽の定番とも言える「サウンド・オブ・ミュージック」もやりました。 サウンド・オブ・ミュージックの舞台はオーストリアなので、 ヴィーンに留学中は、何度かオーストリア人に聞いてみましたが、 「その映画、見たことないわ。」 と、オーストリア人達は言うのでした。 そして、必ず、 「だいたいあれは、アメリカ人が作ったものだし・・・。」 と、付け加えるのでした。 少し、うんざりした様子も見られました。 エーデルヴァイスにしろ他の曲にしろ、 あたかもオーストリアに伝わるフォークソングであるかのように、 アメリカ人が作りあげた曲と言うわけで、 それって、ある意味、スゴイと思います。 ちなみに、ヴィーンのフォルクスオパーと言う劇場では、 フォルクス(国民・大衆)のための劇場なので、何でもドイツ語で上演していました。 サウンド・オブ・ミュージックは何語で歌うのかな~。 と胸を躍らせ見に行った覚えがあります。 <参照> Volksoper WienのHP 上から28番目?くらいのThe Sound of Music→Videobeispiel というのをクリックしてください。 最初の「サウンド・オブ・ミュージック」という歌は英語。 「ドレミの歌」「アウフヴィーダーゼーンの歌」等はドイツ語ですね。 ドレミの歌は、 ドレミではなくCDFになっている辺りが、 オーストリア人の意地を見せつけられた感じも・・・。 日本語では、 ♪ドはドーナツのド レはレモンのレ レは Re であるのにもかかわらず、 Lemon と言うのは、むしろ日本的。という事で多めに見ましょう。 ここまで、 「あ、食べ物の歌かな?」 と思いきや、 ♪ミはみんなのミ ファはファイトのファ と、だんだん、曖昧な方向へ。 この「ファイト」っていうのも、日本的。 というのも、欧米では、日本のように、 「がんばれ!」 という意味合いで「Fight」という単語を使うのだろうか。 「戦う」っていう意味の方が強いのじゃないだろうか。 気になります。 ♪ソは青い空 ってアオイ空? と、ちょっとこけそうになります。 でも、ソの優れている点は、 ♪ソは青いそ・・・・・ら←ここが次のラにかかっている。 ラでも、そういうヒネリが欲しかったっ! と、紆余曲折したあげく、 最終的には幸せなどと言う、誰もが良くわからない単語まで持ち出して、 子供らを煙に巻くのである。 興味を持ったので、他の国ではどうなのか調べました。 ロシア語 「ド」=家 「レ」=庭で 「ミ」=ミミ(人名) 「ファ」=ミの後の音 「ソ」=塩 「ラ」=ラララ(歌声) 「シ」=ライラックの花 韓国 「ド」=ドーナツ「ドーナツ」 「レ」=レモン「レモン」 「ミ」=インジョルミ「韓国の餅の名前」 「ファ」=パ・ファ「葱・火」 「ソ」=ソルソル「そよそよ」 「ラ」=ララ「ランラン」 「シ」=シネ「小川」 人名や、「そよそよ」「ランラン」など、 苦労の後が見られます。 余談ですが、韓国語で小川は「シネ」なの? なんとまあ、物騒な・・・。 フランス語 「ド」=彼は何でも背負い込む 「レ」=黄金の太陽光線 「ミ」=丁度すべての真ん中 「ファ」 =歌うのが簡単 「ソ」=(仏発音は”ソル”)君が歩く大地 「ラ」=君が行く場所 「シ」=鶫(ツグミ)の様に口笛を吹いて 心なしか、素敵であります。 「彼はなんでも背負い込む」 だなんて、なんともことわざ的な表現で、 なかなか、アザブジュバーンじゃござぁせんこと? 「君が歩く大地」とか「君が行く場所」なんてのも、哲学的。 そして、オリンピックで賑わう中国語 まずは原語。 唱歌兒快樂多 就忘記眼涙 ?真是太甜蜜 我有個?法 快聽我對?説 把煩惱開來? 從今後笑喜喜 唱起歌來快樂多 (一部使えない漢字は?になってます) なんか、こういう漢文を見たら、「レ点」とか「返り点」とか打ってみたくなって、 国破れて山河あり 的な、ありがた~~い教えが見えてきそうな気もします。 日本語訳も見つけました。 「ド」=歌えば楽しい 「レ」=泣くのは忘れて 「ミ」=あなたはかわいいんだ 「ファ」=私は思いついたよ 「ソ」=私の話を聞いて 「ラ」=悩みは要らないよ 「シ」=笑顔いっぱいにして 「ド」=歌えば楽しくなる んー。 失恋した時などに聴くと元気がでるのでしょうか・・・。 「あなたはかわいいんだ。」 なんて、 クワッ (ノ`Д´)ノ-----┻┻ -3-3 余計なお世話やっ! なんて言ってはいけません。 ドイツ語の歌詞も探しましたが、見つかりませんでした。 その他の言語も知ってる人がいたら、ぜひ教えてください。 こういう風に見てみると、 日本の歌詞もなかなか健闘していると言わずにはいられませんね。 ただ、やっぱり、食べ物なら食べ物で統一感を出して欲しい。 日本語の場合、 「ド」と言っても、「ド」だけで意味があるものではなく、 「ド」の付く単語。という感じなわけだし。 それで、こんなのを見つけました。 これなら、ちょっと納得。 You Tube そして、 今後はもっと大和魂を見せるために、 ハニホの歌 を製作して、歌い継いで行こうではありませんか。 (`0´)ノ オウ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年08月09日 21時36分43秒
[歌詞を読解] カテゴリの最新記事
|
|