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カテゴリ:Route作成
長い前置きでしたが、今回より本格的に西武秩父線を作り始めます。
この段階での目標はグリーンマットの状態に仕上げることです。 まずはWith Routeまでを書きます。前々回作った曲線レールストラクチャや、 基本ストラクチャで構わないのでホームなども読み込みます。 ====================================== With Route .Comment 西武秩父線$chr(13)$chr(10)飯能発 西武秩父行$chr(13)$chr(10)第5021レ .Timetable 第5021レ ワンマン$chr(13)$chr(10)$chr(13)$chr(10)【飯能ドア扱い】$chr(13)$chr(10)3番ホーム側閉扉確認$chr(13)$chr(10)$chr(13)$chr(10)武蔵丘 誤開扉注意 .Change 1 .Gauge 1067 .Signal(1) 25 .Signal(2) 55 .Signal(3) 75 .DeveloperID 2ch With Train .Folder Chiy_sbold101v0.1,;「TrafficSignalBlue」よりダウンロードして下さい .Run(0) 0,;未設定 .Flange(0) 0,;未設定 With Structure ;●直線レールストラクチャ .Rail(0) 2ch\Rail_2\ballast.csv ;●曲線レールストラクチャ .Rail(31) 2ch\Rail_2\ballastR160.csv .Rail(32) 2ch\Rail_2\ballastR-160.csv .Rail(33) 2ch\Rail_2\ballastR220.csv .Rail(34) 2ch\Rail_2\ballastR-220.csv .Rail(35) 2ch\Rail_2\ballastR270.csv .Rail(36) 2ch\Rail_2\ballastR-270.csv .Rail(37) 2ch\Rail_2\ballastR315.csv .Rail(38) 2ch\Rail_2\ballastR-315.csv .Rail(39) 2ch\Rail_2\ballastR360.csv .Rail(40) 2ch\Rail_2\ballastR-360.csv .Rail(41) 2ch\Rail_2\ballastR410.csv .Rail(42) 2ch\Rail_2\ballastR-410.csv .Rail(43) 2ch\Rail_2\ballastR450.csv .Rail(45) 2ch\Rail_2\ballastR510.csv .Rail(46) 2ch\Rail_2\ballastR-510.csv .Rail(47) 2ch\Rail_2\ballastR600.csv .Rail(48) 2ch\Rail_2\ballastR-600.csv .Rail(49) 2ch\Rail_2\ballastR800.csv .Rail(50) 2ch\Rail_2\ballastR-800.csv .Rail(51) 2ch\Rail_2\ballastR1000.csv .Rail(52) 2ch\Rail_2\ballastR-1000.csv .Rail(53) 2ch\Rail_2\ballastR1500.csv .Rail(54) 2ch\Rail_2\ballastR-1500.csv .Rail(55) 2ch\Rail_2\ballastR2000.csv .Rail(56) 2ch\Rail_2\ballastR-2000.csv .Rail(57) 2ch\Rail_2\ballastR3200.csv ;●特殊レールストラクチャ .Rail(201) 2ch\switch\Sw164_FM.csv, ;この間の分岐器ストラクチャ省略 .Rail(255) Null.csv .FormR(0) FormR.csv .FormL(0) FormL.csv .FormCR(0) FormCR.csv .FormCL(0) FormCL.csv .Ground(0) Grass.csv Texture.Background(0) Bg_Fine.bmp ====================================== ここではSw164_FM.csvを始めとする分岐器ストラクチャも読み込んでいますが、 直線レールとファイル名にある半径の曲線レールで構成されたストラクチャとして考えてください。 線路間の開き具合を制限するものなので、製作中に_| ̄|○する可能性もあるので、 よく考えてお使いください。明らかに上級者向けです。 続いてWith Route以下の設定です。 いままでは起点=0KPでしたが、BVEではそのような決まりごとはないので、 距離は池袋駅起点のものを使います。 こうすれば線路脇の距離標との対称が容易です。 上り線を作る場合は距離標の値は小さくなっていくので、0KPから始めても問題ありませんが、 BVEでの始発駅における一番手前側となる甲種距離標の位置を0KPとするのが便利でしょう。 例:宇都宮→上野の場合、宇都宮駅が東京起点109.5KPなので110KPに0KPを設定 ここから先は人により作る順序が大きく異なりますが、ここではまず始発駅の全線路を敷きます。 その為に駅構内の配線を理解する必要があります。 距離標や架線柱位置に注意して次のページをご覧下さい。 しいなんずろぐ http://www.siinan.com/diary/slog.php?id=93 http://www.siinan.com/diary/slog.php?id=114 http://www.siinan.com/diary/slog.php?id=583(2枚目) 多分このほか色々…… たわたわのぺーじ http://tawamu.web2.jp/shindensha1si/page014.html 以降 資料画像(私の撮ったものです) http://photos.yahoo.co.jp/bvechichibu 都市部の場合はGoogle Earthも有用です。地図では駄目です。 このほか製作スレに提供された画像・動画もありますが、 諸権利の関係で勝手にアップできないのが残念です。 で、これらを総合して飯能駅構内の配線を図にしてみると、大体こうなります。 (試しに自力で書いてみてください) 黒線が自線です。25m単位ではないところに分岐器が存在していることが分かります。 これは相当に厄介なことなので、BVE58スレ662氏のような挫折に要注意です。 個人的にはJR線よりも私鉄線のほうが複雑な配線をしているように感じます。 「BVE Trainsim Part86」スレ861氏も挙げていた軌道中心間隔(ホーム幅)の測定法ですが、 以下のような手法で近似値を求めることができます。 軌道中心間隔 1.写真を撮る 2.水平垂直の修正をした原寸大の画像に以下のように線や数値を入れる 3.軌間1067mmに対して画像上では平均188pxだから、左の線路と中央の線路の間隔は 671/188*1067=3808(mm)と計算できる ホーム幅 飯能駅ではこのような床材を使用しています。 第12講で扱ったように、点字ブロックのJIS規格は一辺が30cmです。 この点字ブロック4枚ごとの継ぎ目と床材3枚ごとの継ぎ目が一致しているので、 床材は一辺が40cmとわかり、枚数を数えることでホーム幅が求まります。 「黄色い線の外側」の幅は点字ブロック大きさと画像から算出可能です。 しかし普通の駅にはアスファルトしかないと思われるので、別の方法で求める必要があります。 相当の誤差が生じると思われるものの、個人的には以下のような方法で測っています。 分かりにくい絵ですが、一応足跡の絵です。 歩幅を一定にするのは難しいですが、歩幅をゼロにすれば歩数×靴の長さで幅が求まります。 ホームにもよりますが、大きくても30cm程度の誤差ではないでしょうか。 当然ながら予め靴の長さを知っている必要があります。 配線と線路間隔の測り方がわかったので、とりあえず簡単なところで黒線と青線の部分を敷きます。 図にはありませんが、4両編成の停車位置は43.915KPにあるので、起点を43.900KPとします。 (Sta構文は25mごとの設定のため) この43.900KPに初期設定をします。 43900,.Sta 飯能;10.0115;10.0200;0;-1;1;0;0;20;60;,.Height 0.6,.Form 0;L;0;0,.Form 0;R;0;0,.RailType 0;0 着発時刻や乗車率等の値は適当でかまいません。他線は後で設定します。 停車位置は43.915KPなので 43915,.Stop 0 とします。 定目板は始発駅に不要なので、非表示設定となるStop 0です。 ホームは44.000KPまで続くので、 43925,.Form 0;L;0;0,.Form 0;R;0;0 43950,.Form 0;L;0;0,.Form 0;R;0;0 43975,.Form 0;L;0;0,.Form 0;R;0;0 とします。 44.000KPより先、一見すると44.200KPから始まる曲線まで一直線に見えますが、 資料画像中DSC_4286やDSC_4315を見れば僅かな曲線があることが分かります。 ホームから見て奥の右カーブは曲線標よりR2200と分かりますが、 手前側の左カーブは振分分岐器によるものなので、リード半径は不明です。 そのため、都合のいいようにリード半径を2200mとします。 また44.000KPには出発信号機(XYの位置は仮設)もあるので、以下のような構文になります。 44000,.Signal 3;出$chr(13)$chr(10)発;-2.5;-1;3,.Curve -2200;0 44025,.Curve 2200;0 44050,.Curve 0;0 自線の設定は以上です。続いて池袋方線路の設定です。 資料画像より軌道中心間隔は秩父方と池袋方上り線の間が3.8m、 池袋方の上下線間が4.0mの推定ですが、分岐器ストラクチャの関係で両者共に3.8mとします。 池袋方上り線を線路番号1番、池袋方下り線を同2番とすれば 44100,.Rail 1;3.8;0;0,.Rail 2;7.6;0;0 と、なります。 両線は44.200KPより自線と離れていきますが、今は設定しないので線路を終わらせます。 次に秩父方と池袋方上り線の間の両渡り分岐器です。 秩父方から池袋方への渡り線を線路番号3番、その逆を同4番とすれば 44150,.Rail 3;0;0;255,.Rail 4;3.8;0;255 44175,.Rail 3;1.9;;,.Rail 4;1.9;; 44200,.RailEnd 1;;,.RailEnd 2;;,.RailEnd 3;3.8;,.RailEnd 4;0; レールストラクチャインデックスが255(=Null.csv)ですが、分岐器ストラクチャ組込によるものです。 通常は曲線レールストラクチャを指定します。ここまでの設定で以下のようになります。 上記以外の灰色線の部分は初心者には相当難しいものの、 分岐器ストラクチャを組み込まない場合、ある程度美しく再現することは可能です。 上図で設定した線路間隔は以下の通りです。 (クリックで拡大・公開終了のBVEViewを使用) 自線に近い線路からやり始めて、Track ViewerとF5キーで格闘するのが基本です。 飯能駅では難しすぎるので、詳細はいずれ紹介します。 なお25m単位の分岐器ストラクチャを挿入すると、再現は非常に困難に思えます。 逆に考えれば他線に関するストラクチャ単体では25m単位にこだわる必要がないので、 より柔軟な製作が可能になります。 25mごとに目印をつけてみました。 中央右寄りのシーサスクロスなどが中途半端な位置にあることが分かります。 同様の作例として、Birmingham_Cross-City_SouthのBirmingham New Street駅構内は 作品を通り越えて芸術品と呼んでも過言ではない分岐器のオンパレードですので、 余力のある方は是非参考にしてみてください。 マンガンクロッシングの再現に失敗したので組立クロッシングとなっていますが、 それでも従来の方式よりは十分に見た目が向上しました。 武蔵丘構内のシーサスクロス+ダブルスリップの複合分岐器は頭抱えますが。 なお上で触れた「中央右寄りのシーサスクロス」は製作に3日を費やしています。疲れました。 次回は駅間の線路敷設に進みます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 20, 2009 11:32:57 PM
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