妻と 江戸前の寿し処でデート。
2007年7月9日 僕個人のブログより。「想い出の迷作ブログ」を再編集しています。あまから手帳 2007年3月号 14ページ から抜粋>大阪の寿司好きたちの間で今、「黒杉さん、行った?」>が挨拶代わりと言っていいほどの話題の店である。と評価するのは、記者の寺下氏。先ずは3週間前、試しに一人で出かけたのですが、あまりの旨さにしばし言葉を失いました。な~んて書くと 「また大袈裟なぁ」 と思われるかもしれませんが、本当です。確かに 普段からウソばかり言ってますが、これだけは本当です。(最近このフレーズに凝っています。)証拠に、あれだけ頻繁に足を運んでいた上本町の寿司屋には全く行っていません。普通の寿司屋さんでは 味のアラが目立ってしまい食べることができないんです。これはある意味、不幸ですけどね。さて、それからというもの、何度も妻を誘うのですが時間が合わず、本日ようやく 寿し屋デートとなりました。場所は 北新地。本通りから少し外れた場所にあり、お店の名前は 「寿し処 黒杉」。ご主人の名前ですが、寿し処さん ではなくて、黒杉さん ですのでお間違えの無いように。で、内容の一部ですが、おまかせの2貫目に出てきたのが大好きな「コハダ」で、浅〆にしてあり、食べた瞬間 コハダの風味が口いっぱいに広がります。国内では関西以外で暮らしたことのない妻にとってコハダは馴染みのないネタのため、その旨さに対する驚きようは僕以上で、帰り道でも何度もコハダの話をしていました。そして、おまかせの最後は穴子。握る直前、笹の葉の上に載せて炙り、薫製を思わせるような香りを付けて仕上げます。その仕事の細かさと発想が 異分野のフレンチ及びイタリアンシェフたちをも魅了し、これほどの噂を呼んだんでしょうね。「以上ですが、追加で何かなさいますか?」と質問され、「では、穴子をもう2貫、塩と煮ツメで。」としか言えませんでした。そうなんです。おまかせ 15品のにぎりは、完璧な順番なんです。今さら、最高に美味しかったという理由で煮ハマグリとか、まぐろに戻れませんからね。大変、ごちそうさまでした。【 DATA 】 ネタケースにぎりオンリー(15品)の「おまかせのコース」は、日本酒を4杯と、穴子2貫の追加で ひとり 17,000円 くらいです。一般的なコースとしては、造り、アテ、にぎり(7貫)・・・等で 13,000円 にぎりのみのコースでは 11,000円 が標準です。あのネタの良さで すきやばし次郎さんの半額以下。飲まない人なら、12,000円程度でいただけるのですから驚愕に値しますね。【 注:2007年の時点でも 住所・電話番号は掲載お断りです。】自分の書いたものでも、書き直すという作業は大変です。一から書いた方がずっと楽です。1時間以上かかりました。だめだこりゃ。