捨てなくてよかった!くけ台引っ張り器 和服お直しへの道〜その1
去年の秋頃から、おばあちゃんのタンスに見つけた着物を着てみたくなり、普段着に着物を楽しむ生活を始めました。幸い小物類はほとんどそろっており、足袋やら半襟やらを機嫌良く買い足して自分なりの着物ライフを楽しんでおりました(過去形なのは、真夏の今は着物はおやすみしているのです)↑こちらはおばあちゃんのウールの単衣の着物。ところが、手持ちの長襦袢がおばあちゃんの着物に合わないのです。袖丈が長いので安全ピンで止めたりして騙し騙し着ておりましたが、悉皆屋さんに相談すると結構な金額が必要!そこでハンドメイド 好きな私の血がウズウズ、自分の手でなんとかしたくなりましたそして着物のお直しの本をみつけました。ですが、写真が少し小さいので老眼の進んだ私にはちと辛いそもそも和裁がわかっていないのにお直しなんて!というわけで、近くに和裁教室を探しました。長襦袢の袖丈のお直しも教えていただけるとのこと。ただ、運針ができてから習いにいくのがよいそうなので、早速練習することに。小学校でそろえた裁縫箱に入っていた、くけ台引っ張り器!引っ張り器は、「かけはり」ともいうそうですね。実は家庭科の授業以来一度も使ったことがありませんでしたが、私の裁縫箱にはず〜と入っていました。和裁に使うものだったのですね。確かに、授業で運針の練習をした覚えはあります。が、実際生活では手縫いの機会はほとんどなく、でも大切にしまわれておりました。数十年の時を経て日の目を見る日がやってきました(笑)くけ台を机の天板にはさんで黄色い取手をくるくると回して固定します。くけ台に赤い紐でつながっている引っ張り器で布の端を挟みます。運針の練習として雑巾を縫ってみます。針目をきれいに揃えることがポイントです。う〜ん、タオルは分厚いので(言い訳)なかなか均等に針目がそろわないなぁ〜当座の目標は長襦袢の袖丈の調整ですがそのうち裄丈を出したり、帯も縫ってみたいな、と夢は広がります