幼保一元化
先日、さくら幼稚園のPTAの方々とお会いしました。私の友人を通じて話を聞いてほしいとのことでお会いしました。内容は、3月議会の補正予算で上がってきた泉佐野保育所の建て替えについてであります。泉佐野保育所は老朽化が進んでおり、また佐野中校区で残していく唯一の公立保育所という位置付けであります。今回、さくら幼稚園の東側の土地に建替えを進めていくことになっていますが、それについて園庭や遊戯室を、さくら幼稚園にあるものを共用するということに対して、さくら幼稚園のPTAの方々からの抗議でした。今回のことに関して幼稚園の保護者に対して十分な説明がなかった、さくら幼稚園の園児たちが十分に園庭を使えなくなる、泉佐野保育所の子どもたちともしトラブルがあって怪我をしたら困るといった内容の抗議でした。「千代松さん、どう思われますか?」と訊ねられたので、「私は今回の計画は賛成です。今の泉佐野市は限られた財源の中で、工夫をしてやっていかなければなりません。今回のこともその一つです。同じ泉佐野市の子どもたちですので、幼稚園側、保育所側、お互いが歩み寄っていただきたいと思います。今回のことに対して市側から十分な説明がなかったことには、私からもお詫びを申し上げます。」と答えました。認定こども園のような国の方である完全な幼保一元化ではありませんが、今回の園庭、遊戯室の共用によって泉佐野市の事業費は4億円から1億4千万円に縮小されます。今の泉佐野市は、今回の建て替えに関して、全ての方々に対して満足していただけるようなかたちの進め方は、おこなえないような状況でありますが、幼稚園を所管する教育委員会と保育所を所管する児童福祉課が、縦割り行政の垣根を越えることによって、抗議を受けたような内容のことは、全て解消できるわけではないかもしれませんが、十分な歩み寄りを見せることができる私は考えています。