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2005年03月07日
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NHKの番組で好きなものが2つある。

「『仁義なき戦い』をつくった男たち」
「さらばゴジラ・怪獣王と日本人がたどった半世紀」

前者は昨年初めに教育テレビで放映されたもの。
後者は昨年11月頃にBSで放映され、今年に入って総合でも
再放映されている。
「ゴジラ」と「仁義なき戦い」という日本映画を代表する
シリーズが、どのように創られたのか、その作家たちの創作
への闘いと作品と時代との関わりを描いたものである。
ひとつの映画が生まれるには、その作家が生きてきた時代と
その作品が製作された時代と密接に関係があるということが
よく判る内容であり、映画ファンかどうかを超えて多くの人々
が楽しめた内容であったと思う。
何よりもこの番組の製作者たちが、対象の作品をこよなく
愛していることがよく伝わってくる。

「ゴジラ」と「仁義なき戦い」には共通したものがある。
それは監督の戦争体験である。「ゴジラ」の本多猪四郎は
実際に従軍した復員兵であり、「仁義なき戦い」の深作欣二
は少年で戦地には行っていないが、その悲惨さを体験している
という違いがあるが、二人とも作品に反映したものは同じである。
二人とも同じような言葉を発していることに驚いた。
それは「戦争というものは一番弱い立場のものが被害になる」と
いうことだ。本多はそれをゴジラに蹂躙される人々であり、
深作の場合はやくざ戦争の中で真っ先に殺されていく若者たちで
ある。

この二つのシリーズは、戦後日本とはどういう時代であったのか
ということを示してくれる。

「『仁義なき戦い』をつくった男たち」については、最近、同じ
タイトルで本も出た。早速、購入した。内容としては関係者への
インタビューで番組では時間の事情で省略された部分も掲載され
ている。
実に面白い。





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最終更新日  2005年03月07日 00時16分25秒
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