|
カテゴリ:美術・芸術・展覧会
東大寺 勧進所八幡殿 国宝僧形八幡神坐像 快慶作 天平の至宝 特別展東大寺大仏 10月8日~12月12日 東京国立博物館平成館 いや~、驚きました。東大寺を年がら年中 拝観し、見仏させてもらっているマムは 驚くことはないと踏んでいました。 八角灯籠観てもナア・・・。 五刧思惟阿弥陀如来さんも三井美術館 で、おあいしたばかりだしナア・・・。 と テ ク テ ク 入 っ て 行 く と ヒエ~~~ 僧形八幡神像さんが おいでになっている! 勿論秘仏でおわします。 1年に1度10月に姿をあらわされます。 ドキドキしましたね。 このお方は尊いお方で僧の姿をした神様です。 東大寺の守護神とでもいいましょうか。 わざわざ大分の宇佐八幡からおいでになったと いわれています。 注:僧形八幡神は絵や彫刻がほかにもたくさんあり それらを観るのも非常に面白(ためになる)です。 マムはこのお方にぞっこんなんです。 で、東大寺の勧進所でお会いした時は お近くで拝観できるわけではないし、 しばし立ち止まることもできないし、 もとい360度まわれるわけではないのね。 お~、すべて可能。 このお像は快慶作です。 快慶は天才ですね。意味のない線が 一切ない。 うしろすがたはしっかりとしていて ふくよかで温かいものです。 「この坐像はとってもシンプルなんです。 のみの動きがとても抑えられている。 といいますか、普通の仏師が10 のみを動かす(彫る)ならば 快慶は3ほど動かす。 あるいは、快慶はのみを 10動かしているにもかかわらず 3ほどしか動かしていないような 技の凄さを感じます。」 「」内は2008年10月5日にアップした僧形八幡神を引用 この大仏展には東大寺の快慶の作が一同 に会しています。 俊乗堂 国宝重源上人坐像 肖像彫刻の最高峰といわれています。 まるで、動きだしそうね。 マムの前でこの重源さんを観ていた カップルいわく、 「自分の彫刻を作ってくれって頼んで こんなのができたら嬉しくないよね」、 ですって。 タシカニタシカニ! 笑 マムがぞっこんの三輪途道先生は 芸大卒制にこの重源坐像の模刻を されてその出来栄えのすごさに のちの東大寺1250年祭の 記念事業、菩提僊那(ぼだいせんな) 上人坐像を新造されています。 三輪先生の模刻は現在東大寺の 本坊写経場にて拝観できます。 制作名は「上原三千代」となって います。 参考:冬浅き奈良8 重源上人模刻と三輪途道先生 俊乗堂 阿弥陀如来立像 この阿弥陀さんも重源さんと同じ、俊乗堂に おいでなので、ご開帳の時しか拝観がかないません。 画像ではわかりませんが、衣全体にこまかな 截金(きりかね)模様がほどこされています。 奈良国立博物館寄託 地蔵菩薩立像 マムの大好きなお地蔵様です。 この地蔵さんは本来は公慶堂に安置される ものですが、今現在は奈良博にて常時 拝観が可能です。 脱線しますが、奈良博のこのお地蔵さん の真向かいに安置されている長命寺の お地蔵さんは得も言われぬ美しさです。 本当に快慶のお仏像はどれも 流麗で繊細です。 快慶好きにはたまらない催しです。 いやでもつづく 東大寺展 1 2 3 4 多田宏九段と入江康仁四段 合気道入江道場 友人の合気道家入江康仁四段 (桜堤合気道稽古会・阿佐ヶ谷校セレスタ) のホームページがリニューアルし アドレスがかわりました。 コチラをごらんくださるよう お願いいたします。 こちらもマムの友人で、 本の紹介です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[美術・芸術・展覧会] カテゴリの最新記事
|