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『でら☆マネー』 お値打ち投資でアーリー・リタイアをめざせ

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あさ-T@ Re:ギブアンドテイク・ブライダルの興亡(05/27) なるほど、そういう背景でブライダル会社…
vis2004@ あけましておめでとうございます! でらマネーさんも移転ですか? 今年も…
寺間 寧(delamoney)@ Re:好決算でしたね!(05/15) vis2004さん >しばらくはキャッシュフロ…
2004.09.07
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 バリュー株投資家と他の多くの投資家のアプローチの、もっとも大きな違いは「企業まるごと買収アプローチ」をとるか否かではないかと思っています。

 バリュー投資家の多くは、「企業をまるごと買収してしまった時、儲かるかどうか」ということを最初に考えます。一方、他の多くの投資家たちは、「この企業の株価が、今後上昇するのか、下降するのか?」という判断をもとに投資しているのではないかと思います。

 すなわち、バリュー投資家たちは、
「現在企業が保有している現金」+「将来企業が稼ぎ出す現金」 > 「時価総額(株価×発行株式数)」
の時にのみ、その企業の株を購入します。

 ここで、「現在企業が保有している現金」に重きを置くアプローチがネット・ネット株方式(グレアム流)、「将来企業が稼ぎ出す現金」に重きを置くアプローチが割安成長株方式(バフェット流)ともいえます。

「現在企業が保有している現金」 > 「時価総額(株価×発行株式数)」
すなわち、ネット・ネット株の場合は、誰が見てもお得に見えます。以前のたとえを用いれば「室内に現金山積みの投資用マンション」、あるいは「1万円札の入った財布を5千円で売っている」ようなものです。

 こういうケースでは、「もし企業を買収できるお金を持っているとしたら、まるごと買収してしまいたい」という欲求にかられます。まるごと企業を買収してしまえば、事業に必要のない現金だけ抜き取って、事業の継続に必要な会社組織を再度売り払うことも可能だからです。もちろん企業をまるごと買収できる資金は用意できませんが、まるごと買収できた時のことを想像して、
「○○製薬め、タップリ現金を貯め込んでやがるな。丸ごと買収して現金だけ搾り取って、残った施設はバイオベンチャーに売り飛ばしてやるぜ。ヘッ、ヘッ、ヘッ。」
「でらマネ屋、お前もワルよのう。」
「いえいえ、お代官様の足元にもおよびませぬ。」
「フォッ、フォッ、フォッ...」
と一人、悦に入ることもできます(こんなアホな想像をするのは私だけで、他のバリュー投資家たちはもうちょっとまともだと思います、たぶん)。

 補足しておくと
「現在企業が保有している現金」 = 「正味流動資産」 = 「流動資産」-「総負債」
です。

 こういう計算をする時、「1株あたりいくらの現金を持っているか」を計算して、「現在の株価」と比較するより、「現在企業が保有しているすべての現金はいくらか」と「時価総額(株価×発行株式数)」を比較したほうが楽です。ここに、「企業まるごと買収アプローチ」の利点があるわけです。また、自分がお値打ち価格でその企業の株を買っているという自信や確信も持ちやすいです。

 PBR(株価純資産倍率)も参考指標にはなりますが、固定資産がいくらで売れるかはわからないので、現金主義者であるバリュー投資家の多くは、「現在企業が保有している現金」のほうに着目します。

 「将来その企業が稼ぎ出す現金」、割安成長株アプローチについては、また後ほど。





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Last updated  2004.09.07 17:34:36
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