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瀬戸キリスト教会牧師 西風の会代表 堀 俊明  精神障害2級 (躁鬱病,アルコール依存症)

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2006/09/08
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カテゴリ:教育
 自民党後継総裁選では教育が大きなテーマになっているようです。日本の戦後教育は人間は平等であるという理念が人間は平等であるべきであるという信念に変わり、人間の能力には差があるという現実を無視させようになりました。
 理想に燃える教師ほど教育が無限の可能性を秘めていると錯覚し、生徒の能力の差を認めようとしません。運動会のかけっこでも走れる早さに応じてクラス分けし、手を繋いでゴールをさせる教育を理解することができません。
 能力別のクラスを造ると言えば、差別を助長するかのような議論もありますが、社会に出れば能力の差は歴然としますし、能力の差に応じて社会の待遇も変わります。それが嫌ならば社会からドロップアウトするしかありません。
 人間の能力に差があることを社会に出て知らされた若者は戸惑い、身の置き場がなくなるのではないでしょうか。マニュアルに沿って働けばよいフリーターとして、マイペースで生きられる道を選ぶようになるのではないでしょうか。
 教育は人間の能力に差があることを明らかにしますが、それが人間の価値を計る基準にならないことを教えるのも教育です。昔は、普段の授業では目立たない子供が運動会の日のヒーロー、音楽、図工の時間の天才として一目置かれることもありました。
 社会は一握りの秀才、エリートだけで成り立っているのではないことを教えるのも教育です。偏差値は人間のある能力についてだけ評価する基準であり、人間性そのものを評価する基準にはならないことを教えるのも教育です。
 学習塾に通わなければならない教育制度は既に破綻しています。公教育だけで必要にして十分な教育を受ける権利が国民にはあります。能力のある人間の能力を伸ばし、能力のない人間には能力を補う教育が必要なのです。
 個人差が大きい算数などは能力別クラスを導入し、ボランティアなどの協力を求める工夫などをすべきです。教師も学習塾の教育法から学べるところは授業に取り入れるべきでしょう。教師のプロとしての努力が感じられません。
 小学校の授業に古典の素読が取り入れられるようですが、幼いときから日本語の韻律に馴染むことは日本語の能力を高めることになるでしょう。素読ならばクラス全員が揃って声を張り上げ、ゲーム感覚で身につけるのではないでしょうか。
 一方、小学校の授業に英語を取り入れるのは、早急すぎます。ネイティブな英語を話せる語学教師が不足しているのに加え、ネイティブな英会話を身につけるには年を取りすぎています。先ず正しい日本語を身につけるのが先でしょう。
 愛国心が話題になっていますが、戦前の修身をイメージした教育論には違和感を覚えます。日本人ならば日本語を話し、日本語の読み書きができる世界でも希有な民族です。多民族国家の真似をする必要もないと思います。
 むしろ、子供の頃から読書の習慣を付けさせ、文芸作品に触れさすことで、愛国心は自然に養われていくのではないでしょうか。愛国心教育は戦前の全体主義教育に結びつく危険性を強く感じさせられます。
 大学教育はエリートだけのものではなくなりましたが、公立大学の授業料でも高すぎます。経済的にゆとりのない家庭の子弟には奨学金制度、(入学金、授業料、生活費の貸与)を拡充し、経済格差が教育格差を生まないようにしなければなりません。

瀬戸キリスト教会 HP
 





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最終更新日  2006/09/08 08:31:18 PM
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