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カテゴリ:政治
社会保険庁の職員にボーナスの一部返上を要請することになりましたが、当然だと思います。むしろ全額カットすべきですが、公務員だからできないという法的な制約が組織的なサボタージュを生んだのでしょう。国民からすれば言語道断です。
社会保険庁の職員組合と長官との間に結ばれた覚え書き?は常軌を逸するものです。モニターを1時間に45分間眺めれば、15分休憩、一日のキーボード操作は5000タッチ以内などを要求する方もする方ですが、認める方も認める方です。 職員組合は納付記録のオンライン化に激しく抵抗しましたので、意図的なサボタージュ、組合先導のサボタージュだと思います。彼らは政府が個人の記録を保存することを阻止するために納付記録を闇の中に消え失せるようにしたのでしょう。 自治労が国民総背番号制に反対をするのはかまいませんが、サボタージュを正当化する理論的な背景として用いるのは組合運動を逸脱しています。自治労が先導した合理化反対闘争は単なるサボタージュを錦の御旗に掲げた政治的な運動です。 自治労は公務員路いう特権にあぐらをかいて、常識を逸する要求を掲げてきました。彼らはソ連のコミンテルンの指令により、サボタージュをすることが革命に繋がると信じていたのですから確信犯ですし、それを許していた革新政党も同罪です。 革新首長時代が一世を風靡しましたが、残されたのは多額の財政赤字と、福祉の垂れ流しです。高度成長時代には許されたことかもしれませんが、バブル崩壊後には許されません。社会保険庁は未だにバブルにどっぷりと浸かったままです。 彼らはボーナスの一部返上ぐらいではバブルから目覚めないでしょう。旧国鉄の民営化のように、厳しいリストラで職員を目覚めさせなくてはなりません。労働の喜び、誇りを取り戻させなくては彼らも不幸ですし、納税者は納得できません。 社会保険庁が不眠不休で納付記録の整理に取り組むことこそが彼らに次の職場が与えられるか、られないか最後のチャンスです。今までのように国民を嘗めきった態度で仕事をすれば職場を失います。旧国労の二の舞を演じることになります。 安倍首相は社会保険庁改革、公務員制度改革を強行する決意ですが、あの小泉前首相でも切り込めなかったのですから、官僚の隠し球が多少あっても実行すべきです。時を逸すれば自治労、官僚による共同戦線が雲散霧消させると思うからです。 参議院選では自民党が負けるのはほぼ確定的ですが、小沢民主党代表が政界再編のキーマンになれば細川連合政権時代のように日本の政治は乱れるでしょう。とりあえず社会保険庁改革、公務員改革に道を付けることが肝要だと思います。 日本の経済は再興したようですが、政界はバブル時代に舞い戻っているようです。教育法改正、社会保険庁改革、公務員制度改革と立て続けに重要法案を成立させても、戦後レジームからの解放、美しい国へのビジョンが具体化されていません。 政治に求められるのは55年体制の克服です。日本をバブルに導いた古い政治家を政治の表舞台から去らせることです。これからの日本を導くのはニューリーダーでなくてはなりません。与野党ともに戦後世代が実権を握ることが求められます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007/06/27 08:21:22 PM
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