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カテゴリ:政治
民主党が何でも反対から何でも賛成に変わりそうです。解散至上主義はむしろ国政に混乱を来します。参院選から民意を声高に叫び、重要法案、人事同意案を否決したのは政策のためではなく政局のためであることが証明されました。
国民が望む政権交代が可能な政治では、国会が政局で左右されるのではなく、政策が真摯に議論される場になるはずです。前原、岡田元代表時代の民主党には国政を論じる姿勢が感じられましたが、小沢代表からは感じられません。 小沢代表が求めているのは権力ですから、政策の是非は眼中にありません。総理大臣になれば権力を行使し、野党を無視する政治を行うでしょう。彼の権力欲、権力至上主義は日本を全体主義に導きかねない危険性を伴っています。 細川政権を短命に終わらせたのも、その後の政治を混乱させたのも彼の権力欲を求めて右顧左眄する政治姿勢です。政党を渡り歩くだけではなく、自ら政党を作り、解散させてきました。焼け太りで残したのは膨大な資産です。 ミニ田中角栄ですから、錬金術も彼譲りなのでしょう。麻生、鳩山氏などのように莫大な遺産を相続した訳ではありませんから、彼の資産は政治家として築いたとしか思えません。家族、政治団体の資産形成の経緯も公表すべきです。 彼の目的のためには手段を選ばない政治姿勢は闇将軍、田中角栄を彷彿とさせますが、角さんのような親しみを感じさせません。角さんは官僚を使う名人であったそうですし、議員提出法案も桁外れに多く、政治力がありました。 小沢氏から感じるのは闇の世界です。細川政権を潰してからは政党を渡り歩いたからです。キーマンとしてキャスチングボートを握るために策を弄しましたが、民主党の乗っ取りに成功し、野望を達成するために爪を研いでいます。 民主党は洋上給油に抵抗しないようですが、アフガニスタンへの陸上支援が合憲であり、洋上給油が違憲である根拠を国民の前で明らかにする義務があります。国連軍構想、国連に指揮権を委ねれば合憲なのが理解出来ないからです。 世界同時不況は日本も巻き込みますから、緊急な経済対策が必要とされています。補正案は世界同時株安以前のものですから、さらなる対策が必要です。国会で与野党が政権争いにうつつを抜かしている場合ではありません。 日本は失われた10年で政治不況の恐ろしさと馬鹿らしさを知らされました。バブル崩壊は政治家、官僚が職務を放棄したからあれほど多くの犠牲を払わされたのです。今回は政治家が職務に専念し、政治に機能を果たさせるべきです。 麻生首相は公明党の意向に唯々諾々と従うのではなく、政治家としての天命を果たすべきです。世界恐慌が起きても日本が生き残れるように対策を練るべきです。日本の瀬戸際に企業の経営者でもあった経歴が生かされるでしょう。 小沢トロイカは政局しか眼中にありません。日本が滅んでも政権を取れれば満足する輩ですから、世代交代が起きなければ日本を任せられません。自民党にも世代交代が必要ですから、総選挙が世代交代を促進するのを期待します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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