今日、隠すつもりはさらさらないが、近くで火事があった。
ヘリコプターも飛び、その回旋する爆音と、消防車も走り、その勢いある音に誘われて、私も走り出した。
中学3年、私は陸上部副キャプテン、火事あるところ野外ロードに出発。煙があがれば、私は部員を連れて走る!急ぐのだ!そういって私は数回も火事を見学に行った。
ある火事に、また私たち陸上部は現場に向かって走った。すると目の前に学生服のまま走る男が居た。町で一番の不良(後年、おにぎり製造機で指を切断)だった。詰襟の学生服で走っているといるのに、私たちより速かった。
ぜいぜいいいながら私たち陸上部長距離軍団と街で一番の不良H君は、燃え盛る家の前に着いた。H君に私は言った。「この前、3時間目が終わった時、あそこで火事があって、隣の同級生Nの家の近くで、お前の家、ほら燃えてるで、といったら、ほんまや、といって泣いてましたわ」といった。本当に彼の家の横が燃えていたのだった。
H君にソレ以降会ってない。また火事があれば再会するのだろうか。
かつてフィリピンのマニラのマビニ辺りの歓楽街で火事があった。
かつてといってもほんの数週間であったが、毎晩朝まで飲んでは騒ぐ鬼畜状態を続けていたことがあった。
盛り上がった、ビールはノメノメ、歌え、物売りは溢れ、煙草売りは溢れ、ガム売りはたかり、ポン引きは溢れ、売人は怯え、まあ熱かった。
昔、村上龍の69(最近また流行ってるね)でうんこに思想がないですというフレーズがあるが、シンガポールはガムをポイ捨てしても罰金、ツバをはいても罰金であるが、私は、何を隠そう、そこで、夜中であるが、インド人街はずれの道路で脱糞した。そこで後輩
(今は社長)は言った。
「ウンコに思想はないです」
スマセン、もう酔ったので倒れます・・・
格好よすぎる男がいる。7歳で母が死亡、と同時に失明、何故か16歳で視力を回復、正規の教育を受けていないが毎日12時間図書館に通い始める、18歳で父が死亡、天涯孤独で仕事を転々とする。27歳で自殺に失敗、季節労働者を10年、34歳、モンテーニュ「エセー」に衝撃を受け執筆活動も開始する。49歳で処女作「波止場にて」を発表、63歳から71歳までカルフォルニア大学バークレーで政治学を教える。81歳死去。30代半ばで恋愛、彼は彼女を愛したが、彼女は彼を崇拝してしまった。彼は何も言わず逃げた。そしてプラトニックラブを何年もひきずった。
5分口論するより5時間肉体労働したほうがいい。
教育は、優しいこころを育みはしない。
大切なのは自己を重視しないこと。
疲労は休息では消えない。
「ドクトルジバコ」を読んでいる。おもしろいが、魂を揺さぶらない。
わたしの生活の全ては1日2回の食事、煙草、私の関心を引く本、少々の著述を毎日、だけである(仕事ないのがシブイ)
凡庸なる大いなる普通の人、エリックホッファ。シブイ。