鉱物採集の旅、2015年夏。
8月初旬、所属する「福岡石の会」の泊まりがけ鉱物採取会に参加してきました。今回は宮崎にて鉱山をいくつか巡るという企画で、総勢20数名の皆様とご一緒に鉱山を巡ってまいりました。私は鉱物採集に初参加のために不慣れなところもあったのですが、今回の採取会を経験して思うのは、目当ての鉱物を手に入れるというのは想像以上に困難であるということ。ゆえに再び挑戦したいという欲求をかき立てられる対象でもあるということです。つまり、お宝はそうそう簡単には見つかりませんよってことです。我々の扱う宝石も鉱物の一種ではありますが、きれいな宝石に相応の値がつくのは止む無いことだなぁって改めて思いました。良いものは中々採れないんです、本当に。(笑)山の奥へと入っていく途中、ベテランの会員さんに見せてもらった水晶標本。その辺に転がっている石をカーンとひと割すると中から出てきます。(実際こういう小粒ではっきりしない標本は皆さん欲しがりません。)さらに山の奥へとひたすら上っていき、こんな感じのところで採取します。普段から運動不足気味の私はフーフー言ってて石どころじゃない感じでしたが皆さん熱心に採取されていました。今回の採集の成果でございやす。ブルーのヘミモーファイトにクオーツ、アクシナイトのかけらたち。そして 奥に見える岩石はコランダムが入っておりますが、これは今回の参加者の一人として懇親会でプレゼントにいただいた別の鉱山のものです。鉱物の世界は奥が深いですね。宝飾屋として、宝石とルーツを同じくする鉱物の世界を訊ねる今回の旅は色々な意味で充実した時間でした。この経験で私の見識も少し広がったかな。また機会があれば参加しようと思います。