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環境・平和・山・世相 コジローのあれこれ風信帖

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2009年04月21日
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カテゴリ:環境

 これが四月に入って初めてのブログ、長い長いお休みでした。が、仕事のほうは「お休み」どころではなく、この間、全国の環境NGOなどと協働で企画してきた「地救フォーラムin高野山」の準備に忙殺されて物理的にも精神的にも書く余裕がなかったというのが実情だ。そうこうしている間に、日本の温暖ガス削減の中期目標をめぐる議論が、ぐっと白熱してきた。

 すでにこのブログにも書いたが、今年12月7日からデンマークのコペンハーゲンで開かれる国際会議COP15では、現在の地球温暖化に責任ある先進国が、2020年をターゲットとする温暖化がす削減目標で、どのくらいの数値で合意するかが焦点のひとつとなっている。主な先進国は交渉に臨むスタートラインの数値をすでに公表しており、まだそれを示していない日本が、どの程度の目標を提示するかが注目されている。

 これにむけ、政府は先に1990年比で4%増から同25%減まで六つの選択肢を示した。そこから目標提出の期限である6月末までに一つを選んで、日本の中期目標とする考えだ。この選択に向けた「意見交換会」が昨日の東京を皮切りに始まった。今日は名古屋、明日はさらに大阪で開かれ、連休明けの札幌、福岡と、計5カ所で開催される。

 今日、たまたま、その東京の意見交換会に参加した知り合いから状況を聞く機会があった。一般参加者は14人が発言したが、多かったのはやはり、コジローらNGOが支持する30%以上削減すべきとの発言だったそうだ。だいたいIPCCが示す科学的見地は、破局的な温暖化を回避するために、先進国は最低でも25~40%は減らさねばならないとしている。それを4%増なんて、選択枝に入れること自体非常識の極みなのだ。政府が示した6つの選択肢では最善の25%削減ですら、科学的見地からはスレスレで欠点を何とか免れるといった程度なのだ。

 だが、予想されたことと言うべきか、会場には組織動員されたとおぼしき背広組の姿が目立ち、経団連代表の「4%増か、せいぜい1~5%増の選択肢しか支持できない」との発言に盛んに拍手していたそうだ。やがて行われるであろうパブリックコメントでは、社命で組織動員された「4%増」などを支持する意見が大量に提出されるに違いない。こういうのを「民主的」手続きというのだ、「企業にも参政権がある」といってはばからないこの国では。

 こんなのに圧倒されて、子ども達の未来をあきらめるわけには行かない。そのためにこそ、全力をあげて、この週末の高野山での大規模なフォーラムを準備してきたのだ。デンマーク大使やオバマに近い米国NGOの代表などのゲストや、地球温暖化をめぐる日本の論客が勢揃いする企画内容には自信がある。→企画内容 

 世界遺産の地から、中期目標をめぐる議論に市民サイドからの一撃を加えたいのだ。宿坊にはまだ余裕がありもちろん日帰り参加も可能。京都、大阪からは直通バスも運行する。可能な方は、ぜひ高野山へお越し下さい。

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最終更新日  2009年04月22日 00時25分00秒
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