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カテゴリ:環境
この成功は数紙に報道されたほか、出席した環境省地球環境局長を通じ政府にも伝えられたはずだ。2020年をターゲットとする日本の温室効果ガス削減中期目標を巡り、1990年比4%増などという京都議定書の目標すら遙かに下回るフザケた数値で経団連やそれに動員された連中が恥知らずな大合唱を始めるなかで、これは人智の理性が霊峰高野から発した反撃の烽火(のろし)だ。 以下に、この「ふぉーらむ」で採択された高野山アピールを転載する。
地球のいまを共に生きる皆さん。 地球温暖化はいまや、科学者たちが警告を込めて描く未来図ではなく、私たちが日々の暮らしで折にふれ実感する現実となって、急速に進み始めています。このまま気温上昇が加速すれば近い将来、世界中で多くの生き物が絶滅し、人類の生存すら困難になるといわれています。こうした事態を招いた原因は、ほかならぬ私たち人類の化石燃料に過度に依存した営みにあり、一刻も早くこれを改めなければ早晩、破局は避けられません。 地球のいまを共に生きる皆さん。 当面最大の関門は、今年12月7日からコペンハーゲンで開かれるCOP15において、地球温暖化の克服に実効ある新たな枠組みを打ち立てることに成功するか否かです。この枠組みには米国や途上国を含む主要な排出国すべての参加が必要であり、その前提として現在の地球温暖化に大きな責任がある日本など先進国が率先して温室効果ガスを削減するリーダーシップが不可欠です。しかし現状はこの前提すら満足させるに至っていません。 地球のいまを共に生きる皆さん。 状況を打開する鍵は私たちにあります。私たちは主権者であり、政治に影響を与えることができます。私たちは消費者であり、経済に影響を与えることができます。そして私たちは生活者であり、家族や友人からはじめて今を生きるすべての人々に繋がり、協力や連携を広げ、影響を与えることができます。 「地救ふぉーらむin高野山」に参加した私たちは、この人類史を画する行動の先頭に立って全力を尽くすことを、ここに宣言します。 2009年4月26日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年04月29日 00時02分04秒
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