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環境・平和・山・世相 コジローのあれこれ風信帖

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2009年04月28日
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カテゴリ:環境


 ほぼ1年前から全国の環境NGOに呼びかけて準備を始め。ここ二ヶ月ほどはもう、こればかり集中していた観のある「地救フォーラムin高野山」がこの25~26日の2日間、全国から約700人の参加を得て閉幕した。閉会時に集めたアンケートでは、「期待していたより十数倍よかった」「低炭素社会は必ずできると確信した」など積極的な評価が大半で、内容面でも初期の目標を上回る大きな成果を得られたと自負している。

 この成功は数紙に報道されたほか、出席した環境省地球環境局長を通じ政府にも伝えられたはずだ。2020年をターゲットとする日本の温室効果ガス削減中期目標を巡り、1990年比4%増などという京都議定書の目標すら遙かに下回るフザケた数値で経団連やそれに動員された連中が恥知らずな大合唱を始めるなかで、これは人智の理性が霊峰高野から発した反撃の烽火(のろし)だ。

 以下に、この「ふぉーらむ」で採択された高野山アピールを転載する。


                              高野山アピール

 地球のいまを共に生きる皆さん。

 地球温暖化はいまや、科学者たちが警告を込めて描く未来図ではなく、私たちが日々の暮らしで折にふれ実感する現実となって、急速に進み始めています。このまま気温上昇が加速すれば近い将来、世界中で多くの生き物が絶滅し、人類の生存すら困難になるといわれています。こうした事態を招いた原因は、ほかならぬ私たち人類の化石燃料に過度に依存した営みにあり、一刻も早くこれを改めなければ早晩、破局は避けられません。
 このような危機感を共にする私たち700人は2009年4月、世界遺産「高野山」につどい、地球温暖化をめぐる最新の科学的知見を学んだうえ、温室効果ガス削減への政治的イニシアティブや近未来の人類が到達すべき低炭素社会像、さらにはそうした社会を築く価値観や生命の永続を支える食への備えなどについて語り合い、いま適切な対策を講じればなお破局は避けうることを理解するとともに、そうした対策を現実とするには広範な市民による強力な働きかけが求められていることを確認しあいました。

 地球のいまを共に生きる皆さん。

 当面最大の関門は、今年12月7日からコペンハーゲンで開かれるCOP15において、地球温暖化の克服に実効ある新たな枠組みを打ち立てることに成功するか否かです。この枠組みには米国や途上国を含む主要な排出国すべての参加が必要であり、その前提として現在の地球温暖化に大きな責任がある日本など先進国が率先して温室効果ガスを削減するリーダーシップが不可欠です。しかし現状はこの前提すら満足させるに至っていません。
 私たちは、科学的知見に従い、破局的な気候変動を防ぐため先進国の温室効果ガス排出を2020年には1990年レベルから25~40%削減する必要がある点で一致しました。ようやく始まった日本の中期目標をめぐる議論では経済的損失等を理由に消極的な意見も多くあります。しかし、深刻な経済危機や格差、派遣切りなどで社会不安が広がる現在、野心的な目標を掲げることこそが、新しい雇用を生み、新しい産業を興すことにつながるのです。私たちは、日本政府が科学の警鐘を真剣に受け止めて将来世代への責任を果たすに十分な中期目標を決定し、さらにその実効を担保する法制度を早急に整備するよう、強く求めます。

 地球のいまを共に生きる皆さん。

 状況を打開する鍵は私たちにあります。私たちは主権者であり、政治に影響を与えることができます。私たちは消費者であり、経済に影響を与えることができます。そして私たちは生活者であり、家族や友人からはじめて今を生きるすべての人々に繋がり、協力や連携を広げ、影響を与えることができます。
 まず、地球温暖化の現状とこの地球上に生きとし生けるものすべての未来に暗く影を落とす危機の実相、さらにはこの危機克服への道筋とCOP15の意義を、すべての人々に知らせましょう。主権者として、消費者として、そして生活者として、可能なあらゆる方法で政府や産業に働きかけてこの国を動かし、COP15を必ず成功させ、さらに低炭素社会に向かって現在の社会や経済のシステムを変革していきましょう。

 「地救ふぉーらむin高野山」に参加した私たちは、この人類史を画する行動の先頭に立って全力を尽くすことを、ここに宣言します。

                  2009年4月26日
                   地救ふぉーらむin高野山 参加者一同

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最終更新日  2009年04月29日 00時02分04秒
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