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『暮らしとお金』 FP HISAが綴る 日々の雑感

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2009.01.30
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カテゴリ:経済とお金

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●失われた10年(15年)でデフレに苦しんだ日本だが、米国が今その危機にある。

エコノミストから理由の3点を紹介すると・・・

●まず1時産品が大幅に下落した。エネルギーや食品の高騰は投機資金によるものだったことは明らかだ。一時5.5%まで上昇した前年同月比の総合CPI指数は、08、7月の5.5%増から、08,11月には1.0%まで 下落した。今後も下落する可能性が高い。

●次に実態経済が急激に悪化していること。米景気は07.12月から景気後退に入っていた。とくに個人消費が落ち込んで3.8%減と、17年ぶりのマイナス成長になった。(08,7~9月期) これにより国内需要は1.5%減った。(GDPから外需を引いた伸び率)

●3番目は資産デフレだ。住宅指数は06年初のピークから、2割下がってるが、まだ下げ止まる兆しがない。株価も07.10月から4割下落した。住宅や株価はCPIには反映しないが、心理的に個人消費などの減退を招き、一般物価にデフレの影響を与える。(逆資産効果) 

 ちなみに

住宅と金融資産の目減りは、08,7~9月期では07年同時期に比べて、6.9兆ドルになり、2600億ドルの消費減退を招くと試算(邦貨で621兆円、18兆円)

●さらにデフレは「負債デフレ」と言う脅威を招く。あまり聞きなれないが、物価が下がると現金の価値は増える。反対に負債があると実質債務の額も増えてしまう。90年代の日本企業は実質債務が増加して、景気後退からなかなか抜け出せなかった経緯がある。

●米国の問題は、企業部門はITバブル以降 負債を減らしてきたが、対して家計の負債が住宅ブームが加熱する前の03年字に比べて、超過額が2.5兆ドル(225兆円)にもなり、GDP比では17%も超過している事だ。

●この過剰債務がデフレにより 「負債デフレ」を伴って、実質債務がさらに増加する。

家計には 心理的にプレッシャーが加わり、消費を抑制する様に働く。負債デフレはデフレのスパイラルを招きやすいのだ。

●金融システムの崩壊阻止はFRBの果敢な対応で、何とか保たれているが、FRBの資金供給でデフレが避けられるか 予断を許さない。・・・・ということらしい。

●デフレになると 実質金利は逆に高くなる。名目金利からCPIのマイナスを引くと、プラスになってしまう。借り入れコストが削減できなくなってしまうのだ。

かろうじて1%のプラス(CPI総合指数08.11月)が、この後 どうなるか注視が必要だ。

なにやら日本の過去の政策失敗が、反面教師になりそうな感じで・・誇らしいような恥ずかしいような・・

 

 






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最終更新日  2009.01.30 10:03:22
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