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Nov 29, 2008
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カテゴリ:マスコミの悪影響

「たけしの日本教育白書」がまたやっていました。2005年から始まって、これで4回目のようです。私はだいたい全部見ていると思います。

このブログで過去にも取り上げています。

http://plaza.rakuten.co.jp/gakkodx/diary/200611170000/

http://plaza.rakuten.co.jp/gakkodx/diary/200711040000/

番組中のビートたけしを見ていると、昼のTV番組「新伍のお待ちどおさま」(1985年~1990年)に出ていた晩年間近の横山やすしを思い出してしまいます。あの頃、山城新伍によいしょされて横山やすしは番組中で自分の奔放な生き方と、自分の放任主義の教育方針を素晴らしいことでもあるかのように何度も話していました。結果、息子は大事件を起こし、一線から退かざるを得ない状況になってしまいます。自分自身も奔放な生き方をしたあまり、破滅的な晩年を過ごす羽目になってしまいました。無責任と正義をミックスしたようなトークが繰り広げられていたような記憶があります。TVも悪くなったなあと、苦々しい気持ちで見ていたのを思い出します。

たけしのトークが、あの頃の横山やすしに似てきているなあと・・・。自分がいかに天才であるかということを話したくてしょうがないみたいで、自分の受けた教育や自分の教育観を番組の流れそっちのけですぐに語りだす始末です。まともに話し始めても、いつも話は逆説的であり、焦点が定まりません。一つの問題に話が定まらず、深まることのないままに話が流れていきます。毎年、これです。

せっかく、ソフトボールの上野選手が出てきたり、けっこう著名な教育関係者が出てきたりするのですけれど、どうしてもバラエティーの方向へと持っていく必要があるらしく、たけしや爆笑問題がいちいちちゃかす、ちゃらける。せっかくいい話もあったのに残念です。上野選手の母親がしつけに厳しかったそうです。

母親がお茶を出したときに上野選手が「いらなあい」と言ったら、母親は「まず『ありがとう』、そのあと『悪いけど今はいい』でしょ」と言い直させる。

という話がありました。基本的なものの考え方をきちんと教えることがあの上野選手のメンタルな強さを育てたのだと感心しました。それなのに、そんな所にはあまり深く触れずに、お父さんと中学(1年?)生ぐらいまでお風呂に入っていたという話にばかりこだわる(お風呂で野球談議をする習慣があったからのようです)。お笑いのトーンが強すぎて、単なるお笑いバラエティになってしまっているような気がしました。

番組の終盤には、特別ゲストとして、石原慎太郎、東国原英夫、橋下徹と、有名どころを持ってくるんだけれども、これも、なんだか教育の話と関係あるのかどうかわからなくなってしまう方向になることが多く、そもそもこんな人たちを呼ぶ必要があったのかどうか疑問です。

番組の最後に、まとめを振られたたけしが、「あまりにも聖職者と呼ばれる人たちを我々(たぶん一般社会の意味)が足を引っ張ってきてしまっているのかもしれない。再構築が必要。」といったような意味の話をしていました。たけしも、全く分かっていないわけではないと思います。だったら、この番組中で、すぐにちゃかしたりすぐに自分の話に持っていったりをしたりするのをやめて、まずは人の話に真摯に耳を傾ける姿勢を示してほしかったと思います。聖職者の足を引っ張ったのを「我々」と言っていましたが、たけし自身に相当、足を引っ張ってきた責任があると思います。

 

放送倫理が検討され、テレビもここ数年は少しは良くなってきているような気もするものの、どうしても数字(視聴率)に左右され、良い番組作りができていないように思います。この巨大メディアがどれほど多くの人々に影響を与えるものであり、責任がある筈の仕事であるのかを、それこそ私たちは再構築を試みる必要があると思います。

 

 






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Last updated  Nov 30, 2008 06:09:14 PM
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