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カテゴリ:音楽
家の中を整理したい。 戸棚の中にたくさんのカセットテープが入っている。 高校の時から集めたもので、いまは、聴いていない。中に自分の演奏テープもある。 整理しながら様々なことが思い出されてきた。 カセットテープを友人にプレゼントするためや、ちょっと好意を持つ人の気を引きたくて、LPからダビングしたり、CDからダビングしていた。 今は、PC画面のアイコンをドラッグするだけで、大量記憶装置に音楽圧縮データを移せるのに、当時は、演奏を聞きながら録音していた。46分テープをダビングするのに、最低46分はかかった。今とは違う時間の流れがそこにある。 あたためてテープを聴きながら整理する。 友人に作ってもらったサザンオールスターズの46分テープのすべての曲が、歌える自分に気がついた。そんな切ない思い出のタイムカプセル効果がカセットにはある。 また、30年前のカセットでラリー・カールトンのルーム335を聴いた。レコードのプチノイズもあるけど、音質は試聴するのに問題ない。 このカセット、捨てる前に子どもと一緒に全部聞いてから捨てようと思う。子どもにはいろいろな音楽を聴かせたいし、この中には、ジャズやブルースの名盤も含まれるカセットは、彼らが体験する上で余計な出費を抑える助けになるだろうか。 もしかしたら、今後、音楽のカタチはどんどん変化して、こんなアナログ方式は不便だけが目立ってしまうものなのかもしれない。 あのカセット作りをしたあの時間も無駄だったのか、充実していたのだろうか。
LPから、カセット、CDから、MD、そしてデータ音楽、携帯電話音楽へと音楽のあり方が変化している。 現在、中華ポップスや新しい音楽ははYOU TUBEで映像確認しながら聴いている。映像と音楽が、あたり前の時代になってきている。 ジャンゴ・ラインハルトの動画も見た。左手が不自由な彼の奏法は驚きであり、彼が手に障害を持つギタリストなんて想像もできない。 すごい時代になってきた。 もっと音楽を楽しんでしまおう。 タイムトラベルする方法は、自分の記録を後で振り返るとき、心の中で昔に戻れる。 その時、人は、確実に、その時代へ旅している。
自分を記録する方法が多様化している今だからこそ、いろんな方法を試してみようと思う。そうすれば、いろいろな形でタイムトラベルできる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.12.31 04:46:37
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