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テーマ:中国&台湾(3293)
カテゴリ:中国
2008年6月14日に寛窄巷子は修復されました。 寛巷子、窄巷子、井巷子と3列の平行した通りが昔の建物を再利用しつつ現代のモダンなスポットとしてよみがえりました。 歴史を紐解くと、このあたりは、治安維持部隊の兵士の駐屯地として整備されました。 300年前に、清の時代、康煕皇帝の部隊がチベット叛乱鎮圧後、1000人の八旗兵士を成都に残留させ治安維持にあたらせました。 この1000人の部隊の駐屯地として小城(成都の別名・少城もここが由来)が整備されました。 往時には52の巷子があり、うち8巷子は官僚の居住地に当てられ、普通の兵士と家族は残りの44巷子で生活していました。 そのうちの3つの巷子が現代に修復され「最も成都らしい場所」とされ現在の観光地となっています。
ここには、四合院という中国伝統家屋形式が残っています。 中庭を取り囲んで4つの建物がある形式の住居です。 その四合院に親子3代住む場合や、主一家と使用人が住む場合などさまざまでした。 中国では、北京にある四合院が有名です。
中国南方では、成都でしかこの四合院形式は見られなくなったそうです。 家族の形態が変化している現代に四合院という住居スタイルに新しい可能性を感じています。 シェアハウスならぬシェア四合院という仲の良い家族が共同で住むという住居のあり方もありだと思います。
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Last updated
2011.10.09 23:45:36
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